今週、坂の上に訪ねてきてくださったのは、一般社団法人西予市観光物産協会職員の松本真明さん。このほど作成された四国カルストサイクリングMAPがサイクリストから好評を得る中、四国カルストの「坂道」を満喫する「サカ活」について熱く語っていただきました。“日本のチロル”とも呼ばれる四国カルストを自転車で!?となるとハードルが高く感じますが、じつはE-バイクを利用することで、初心者でも楽しむことができるんだとか。そんな「四国カルストでサカ活について、「さあ、漕ぎだそう」「さあ、一休みしよう」「さあ、夜空を見上げよう」というキーワードで掘り下げます。

番組のトーク部分を、ラジコなどのポッドキャストでお楽しみいただけるようになりました!ぜひお聞きください。


佐伯)マップをね、見していると走行距離とか獲得標高何メートルっていう・・・、「獲得標高」って何なんですか?

松本)50m登って25m下がっても、また50m上がったら100mの坂を獲得してるっていうのを「獲得標高」って言いますね。

佐伯)50m登って25m下って、50m上がったら、0から数えたら75しか・・・

松本)うん、上がってないんですけど、でも「上り坂を何メートル登ったか」っていうのが「獲得標高」です。

佐伯)へ~、そういう数え方があるんだ。知りませんでした。で、いちばん楽なのはどのコースになるんですか?

松本)楽なのは内子町さんのコースで、32.2キロの獲得標高が1006m。で、小田深山渓谷の美しい景色からスタートできるっていうのがコースの魅力で。

佐伯)で、これも獲得標高は1000mもあるわけですね。

松本)はい。

佐伯)すごいな。逆に「ここは一番すごいぞ」っていうか、「上級だぞ」っていうのが?

松本)西予市コースの四国西予ジオミュージアムを起点に52.4キロのコースで。

佐伯)これが1100m標高差があるところですね。

松本)そうです、そうです。で、獲得標高が先ほどのコースの倍ぐらい、1912m。

佐伯)うわ~、そうなんだ。これも、あれですかE-バイクだったら行けるんですか?

松本)行けます!

佐伯)初心者でも?

松本)初心者でも。去年試走したときに、高知県の職員の女性の方が…本当もう華奢な、運動できるかなっていう方が、E-バイクに乗ってこのコースを制覇してます。

佐伯)へえ~!

松本)もうE-バイクに乗ったら、性格も変わっちゃいます(笑)

佐伯)そうなんですか!?

松本)そのぐらい普段自分が出ないようなことも起きるかもしれません。

佐伯)え~、どういう!?何か目覚めるんですかね(笑)

松本)そうですね、何か運転してるときもなんか性格変わる人もいると思うんですけど、E-バイクに乗ったらなんか何でもできるみたいな(笑)

佐伯)え~、面白い!そうですか。じゃあ、この「サカ活」用のマップっていうことで、こちらのマップもいろいろ参考にしながら、E-バイクでだったら初心者もいいよっていうことなんですけど、特にこういうところを利用してほしいというか、参考にしてほしいみたいなところはありますか?

松本)そうですね、こだわったとこでもあるんですけど、路面の痛みとか・・・なんかちょっと自転車のときに道路がへこんでたりしたら危ないんで、その辺の場所を載せたのと、あと最近ではケータイ皆さん持ってると思うんですけど、ケータイの電波が届かない地域とか、そこを載せてるのと、あと宿泊施設とか飲食店とかレンタルサイクル、E-バイクがレンタルできる情報なども盛り込みましたね。

佐伯)もう自転車で行ってるとね、本当に途中で何か美味しいもの食べたりするのも楽しいんだろうななんて思えるんですけども、それの参考になる情報も掲載されているということで。コースの標高などを聞くとギクッとしましたけれども、E-バイクで、華奢な普段運動してない女性も行けましたっていうのを聞いて、ちょっと背中を押されているような今複雑な気分になってきております(笑)

 


[ Playlist ]
大貫妙子 – Summer Connection
Dan Hicks & The Hot Licks – Strike It While It’s Hot
Sinne Eeg – Talking To Myself
Neil Young – Harvest Moon

Selected By Haruhiko Ohno


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