6/10(月)Cha-kaドロップ♪

In CategoryMonday
By番組スタッフ

週の初め、Cha-kaがドロップした♪リスト

 

1.I Love Your Smile  / Shanice

きょう1曲目は爽やかなクラブミュージックの定番!

90年代前半R&B界の頂点にいたシャニース。

14歳でデビューして、この曲を歌っていた当時は18歳。

これが、クラブイベントでかかるのは

だいたいイベント終わり、まったりする時間帯なので

「そろそろ朝だな...」と感じさせる曲です。

 

ここからは『21世紀のJ-HIPHOP』をCha-kaがセレクト

 

2.TOKYO CLASSIC / RIPSLYME

Ryo-Z、ILMARI、PESの頭文字を取って命名されたRIPSLYME。

1994年から2000年までのインディーズ時代も、

リップスライムは注目されていました。

しかし2001年にメジャーデビューして、テイストがかなり変わりました。

プロデュースが、DJ FUMIYAに変わってしまったから。

それまでのリップスライムにあったような脱力ゆるゆる系だけではなくて

テンポが速くなったことでラップにキレが出たし、

色々な効果を入れることでメリハリを効かせる曲になった。

2002年にリリースしたこのTOKYO CLASSICはオリコン初登場1位を獲得。

この年に、ヒップホップで初の武道館ライブも行っています。

実際、私も中学生の時にリップスライムの曲に出会って

こんな楽しいラップがあるんだ!と知って、大ファンになりました。

アングラなラッパー達からたくさんの批判(ディス)も受けましたが

ヒップホップの一世を風靡したスターグループだと思います。

 

3. 春夏秋冬 / Steady&Co.

1枚のアルバムをリリースしただけで

活動をストップさせてしまった伝説的グループ

さきほどのリップスライムから

フィンランド人のハーフ、甘い声イケメン担当のイルマリ

ミクスチャーロックバンド、スケボーキングのSHIGEOさん、

ドラゴンアッシュからはボーカルのKJ(降谷健志)と

ターンテーブリストのBOTSが参加するという

2001年当時、人気絶頂にいたグループの4人が集まったユニット。

純粋にカッコいい路線を走っていて

ロックバンドが

ヒップホップのサウンドを取り入れることで表現の幅が広がったり

元々、ロックファンだった人たちがヒップホップを聴くきっかけになったり

相乗効果をもたらしてくれたと思います。

 

4.マルシェ / KICK THE CAN CREW

現在は活動休止中のキック・ザ・カン・クルー。

KREVA、MCU、LITTLEの3人組。

もともとバラバラに活動していた3人が、

たまたま共演したのをきっかけにグループを組んで

この曲「マルシェ」では紅白歌合戦、初出場を果たしました。

リップスライムと一緒で

3人のキャラクターがはっきり分かれていること、

頻繁にラップを交代したり、掛け合いをしたりすることで

聴いていて飽きさせないことが

多くのファンの心をつかむポイントだと思います。

そして、キックにもトラック作りの天才がいます。

ラッパー、クレバ。

クレバのトラック作りのセンスは抜群です!

リップスライムの場合、メロディアスかつコミカルな音も使う一方で

キックは、クールさスタイリッシュさを追い求めたトラックが多い気がします。

 

5.come again / m-flo

これはヒップホップというより、クラブミュージックを広く浸透させた一曲。

インターナショナルスクールを卒業して

アメリカに留学したラッパーVERBALとDJ ☆TAKU、

そして日本人とコロンビア人のハーフ、LISA。

国際的な背景を持つ3人が集まったグループ。

英語と日本語を自然に織り交ぜたVERBALさんのラップと

リズムの取り方が特徴。ダンスでも使われる用語ですが、

普通、日本人は「表取り」で、黒人は「裏取り」なんです。

バックトラックのビート、つまり表拍に合わせて

リズムを取るのが表取り。

バックトラックのビートが浮いた瞬間に

ラップのリズムを刻むことを裏取りというんですが

その裏取りをちょこちょこと挟んでいる。それがかっこよさの秘密だと思います。

 

さらに、この曲では、当時イギリスのクラブミュージックで流行っていた

「2ステップ」というハウスのサウンドを取り入れて

それまでの日本に無かった音楽を作り出しました。

国際的な音楽を日本人ならではの感性で形にして

日本の音楽シーンに新しい風を吹き込んだのがm-floです。

 

6.ウェカピポ / SOUL’D OUT

m-floよりもさらに

早口で巻き立てるようなラップと流れるようなフロウが特徴。

m-floと同じ事務所、ダンスミュージックを中心に扱うアーティマージュ所属です。

「パラパラ」のイベントでsoul’d out がVERBALにCDを渡して

帰りの車で聴いたバーバルが即電話してスカウトしたそうです。

 

7.Rollin’ on / DOUBLE

Rollin’ onはまさにクラブでの様子を歌った曲です。

サビの「Let me hear say ah-ah-ah-♪」

ここでお客さんは、声を返す『コールアンドレスポンス』をするのが

定番になっています。

日本人離れした歌唱力と声でR&Bの女王という地位を確立したDOUBLE。

元々はお姉さんと2人グループでデビューしたんですが

お姉さんが25歳で亡くなったあとも

その遺志を継いで、ダブルという名前で活動しています。

 

8.E.O / AI

イタリア人とのクォーターのAI。

ロサンゼルスで生まれて

本場のゴスペルで鍛えた歌唱力とダンスで鍛えたリズム感。

ジャネットジャクソンのプロモーションビデオにも出演しています。

そして、歌詞に込めるメッセージ性。

すべてを完璧に持っているなという印象です。

E.Oは「Everything’s OK」のことで

苦しい時でも「E.O」と叫んで、自分を奮い立たせるという

想いが込められています。

 

【最後に】

きょうは21世紀のJ-HIPHOP

2000年代に入って

大きな転換を迎えた日本のヒップホップ、クラブミュージック界。

ピックアップしてきたアーティスト達は

①キャラクター分けがはっきりしている。

②効果音やスクラッチ音を多く使うことで、トラックにメリハリがある。

③ストリートに囚われない柔軟性。を持っています。

ほとんどのアーティスト達が

デビュー10周年の節目を迎えたということで

これからどんな音楽を作り出していくのかが楽しみです♪


6/4(火)Cha-kaドロップ♪

In CategoryTuesday
By番組スタッフ

今回から火曜日の『What’s Up?』はシンガーとダンサーのコンビでお届けします。

Cha-kaがドロップした曲リスト

1.FUNKASTIC/RIP SLYME

【Cha-kaコメント】

高い声、渋い声、甘い声、そしておもしろ担当・・・っていう

4人のラッパーのキャラ分けがしっかりされていて、聴いていて飽きさせない。

そして、やっぱりすごいのがDJ FUMIYA。

昔の楽曲を取り入れつつ、ビートの効いたサウンドが特徴で

間奏のところにパーカッションとか

ファンキーな音を投入するんで、それが曲の引き締め効果にもなっている。

全体的に楽曲をポップに仕立てて、メジャーで大成功しました。

あと、リップスライムはプロモーションビデオがどれも面白い。

この曲では、清掃員に扮したメンバーが

高級ホテルのトイレを好き放題にペンキで汚していくという内容。

スキルはしっかりあるのに、破天荒で遊び心を忘れないところが魅力的なグループです。

 

きょうは 「R&Bの異端児たち」

1990年代半ばから、R&Bのアーティスト達が

70年代のソウルミュージック(マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーなど)の

グルーブを蘇らせようという動きが生まれました。それが『ネオ・ソウル』。

流行りに逆らって、古き良き時代のスタイルを受け継いでいこうとした

アーティストたちをピックアップします。

 

2.Brown Sugar/D’Angelo

【Cha-kaコメント】

ディアンジェロは1995年デビュー。

アメリカ南部のヴァージニア州リッチモンドの出身。

自然に囲まれたゆったりした環境で育ったことが

音楽にも表れていて

この曲は21歳とは思えないくらい落ち着いた印象も受けます。

本人はマーヴィン・ゲイやプリンスに影響を受けたと言っていますが、

その頃のソウルミュージックよりも、余裕を持たせて歌っているのが特徴。

色んな音を絶えず鳴らせるよりも

空白を作ることでひとつひとつの楽器を際立たせるというのが彼のスタンス。

 

実は、デビュー前はラッパーを目指していたというディアンジェロ。

この曲には当時ヒップホップで活躍していた

ア・トライブ・コールド・クエストのメンバーも曲作りに関わっていて

ヒップホップ世代でしか作り得なかった

全く新しいR&Bを作り出しています。

曲作りで1番大事にしていることは

「何が流行っているかとか、何がヒットしているかとか、そんなことはどうでも良くて

自分が1番良いと思っていることに集中すること」だということで、

この考えがまさにネオ・ソウルの核心だといえます。

 

3.Doo Wop/Lauryn Hill

【Cha-kaコメント】

もともとは女優として活躍していたローリンヒルは

フージーズのメンバーとして音楽界デビューして

その後、ソロデビュー。

この曲は当時の若者たちの恋愛関係に対する

ユーモアを交えながらの警告で

「流行ばっかり追いかけないでもっと自分を大事にしなさい。」

というメッセージが込められています。

ラップと歌の両使いは

ヒップホップ世代のソウルの象徴ともいえます。

 

4.If I Had No Loot/トニ・トニ・トニ

【Cha-kaコメント】

これはR&Bというより、まさしくソウルという感じですが

トニ・トニ・トニは1988年

ソウルバンドが少なくなっていく時代に逆行して

3人トリオによるバンドでデビュー。

このアルバムタイトルは「ソウルの申し子」

古き良きソウルをその時代に表現したと言われています。

 

5.Hey Now/Adriana Evans

【Cha-kaコメント】

ジャズシンガーの母親をもち

幼い頃はラップが好きだったというエイドリアナ。

ラジオでかけられる曲、売れる音楽を作ることに嫌気がさして

業界と距離を置く為に、南米へ旅に出ました。

ここからふっきれたように

自分の思うままに曲作りをするようになったエイドリアナ。

自分の曲は、「ミュージック・ガンボ」

色々なものを混ぜ込んだスープみたいな音楽なんだと評価しています。

 

6.Ain’t leaving’ Without You/Jaheim

【Cha-kaコメント】

ジャヒームは

2001年デビューの35歳。

私この人の曲が大好きで、

この曲も、どこかレトロさを感じさせるけど、新しい感じもする!と

新鮮な感覚を受けて、一時期車の中で延々と聴いていました。

 

7.Age Ain’t a Factor /Jaheim

私の好きなジャヒーム、

今月久々に新曲をリリースしました。

最近ビビッとくる曲になかなか巡りあえなかったんですが

これにはしびれました!!

渋くて太い声が相変わらずソウルフルで

「年を取るほどに君は綺麗になるね」と

女性にはちょっと嬉しい歌詞。

 

8.Quickie/Miguel

【Cha-kaコメント】

耳に残る歌声が印象的。これだけゆったりしたトラックに

くっつくようにしながら、テンポを保って歌い上げるのはスゴい。

曲調が何ともいえない独特の世界観を持っていて

幼い頃からファンク、ヒップホップ、ロックなどを聴いて

色んなジャンルのアーティストから影響を受けたと言うことで

他のR&Bシンガーとは一線を画した存在だと思います。

 

9.No One/Alicia Keys

【Cha-kaコメント】

アリシアは当初、「ネオ・ソウルの歌姫」と言われていましたが

他のネオ・ソウル女性アーティストたちと違うところは

ヒップホップ色が薄いところで、育ってきた背景にヒップホップが無い。

だからこそ、柔軟性があって

メインストリームのR&Bポップの世界で大ブレイクしたとも考えられています。

弾き語りでの歌い方、声、歌詞ともに

とてもソウルフルで

私の1番好きな女性アーティストです。

 

【最後に】

1970年代のソウルミュージックを蘇らせようと活動した

90年代以降のR&Bアーティストたちをピックアップしてきました。

その時代の流行に流されることなく、良いものは良いと、

身を持って表現しようとするアーティストたちは

曲も信念も、とにかくかっこいい!!

『ネオ・ソウル』をご紹介しました。

 

6/3(月)Cha-kaドロップ♪

In CategoryMonday
By番組スタッフ

Cha-kaドロップ曲リスト♪今日は『This is 〇〇』

 

1.Who Jah Bless / LEF-T & G Whizz

【Cha-kaコメント】

先週土曜日に松山のダンス(=レゲエイベント)「BUS RIDE」に遊びに行ってきました!

イベントの中で、テンションが上がった1曲からドロップ。

松山のレゲエセレクター、えなりさんがセレクトした曲

LEF-T(レフティー)は北海道小樽出身。

日本だけでなく、本場ジャマイカで活躍するプロデュースユニット

「GACHAPAN」のバックアップで、今話題のレゲエアーティスト。

 

この曲「Jah Bless」ですが

ジャーというのはラスタファリズム(黒人の世界に戻ろう)という

宗教思想の人たちにとっての神様のこと。

旧約聖書に出てくる神「エホバ(英語ではJehovah)」の略だそうです。

Jah blessは「神のご加護を」という意味で

ラスタの人にとっては大切な言葉なんです。

 

ちなみに、ラスタの人の中には

Ja-がつくジャマイカ神の国ジャマイカと思っている人がいて

もうひとつJa-がつく国、それは世界でJapan日本だけということで

ジャマイカと日本は、ジャーでつながっていると

日本に対して特別な想いを持っている人もいます。

 

 

 

クラブミュージックにはいろんなジャンルがあります。

まずは『HIPHOP』

 

2.Walk This Way / Run DMC & Aerosmith

【Cha-kaコメント】

そもそもヒップホップは黒人のスラム街から生まれた「文化」で

ラップ、グラフィティー(アート)、ブレイクダンス、そしてDJ

4大要素があります。元々ある曲をいじってラップを乗せて自己表現をする 。

この曲もそうです。

1976年にリリースされたエアロスミスの「Walk this way」を10年後、

本人達を巻き込んで、カバーしているハードロックを取り入れたヒップホップですが

この頃低迷していたエアロスミス。この曲によって復活を遂げたということで

他のジャンルの曲をサンプリングして、

ラップを乗せてというスタイルで発展してきたヒップホップが

元の曲にまでスポットを当てることになった、歴史的な一曲です。

 

 

3.Hip Hop Hooray / naugthy by nature

【Cha-kaコメント】

みんなで大合唱間違い無しのヒップホップ!!イントロの尺八の音もお聴き逃し無く!

「ヒップホップの為に生きて、そして死ぬ」という歌詞があるように

本当にヒップホップが好きでたまらないというのが伝わってきます。

トラックも心地よくて、ごりごりヒップホップは苦手という人も

比較的聴きやすいと思います。

 

4.Jump Around / House Of Pain

【Cha-kaコメント】

1992年リリースのニュースクール・ヒップホップ。

最初の白人ヒップホップグループのひとつ。

アイルランド系アメリカ人で結成されています。

破壊的なサウンドで好き嫌いがはっきり分かれる曲。

私も最初は「うるさい・・・」と思ってたんですが

聞けば聞くほど、不思議とハマってしまいました。

荒削りで、完全に体を持っていかれてしまうグルーブを持っています。

 

 

次は『R&B』

5.One Sweet Day / Mariah Carey & Boyz ⅡMen

【Cha-kaコメント】

この曲では

一緒に仕事をしていた仲間の死への悲しみが込められています。

マライアはギタリストだったプロデューサーへ

ボーイズⅡメンは、ツアー中に亡くなってしまったマネージャーへ

2人の死を追悼する曲を合わせた上でデュエットしている。

当時、どちらもスーパースターだったので、この曲は超ロングセラーになりました。

この曲でマライアは「身近な人を亡くした誰かを癒す歌であってほしい」と言っています。

素敵なその日が訪れたら、私達はずっと一緒にいられるでしょうという歌詞

すると「One sweet day=素敵なその日」というのは実は、

自分が死ぬ日なんだというのが読み取れます。

それほど、マライアにとって

亡くなったプロデューサーへの思いは深かったんだなと感じさせます。

 

6.Bleeding Love / Leona Lewis

【Cha-kaコメント】

bleed血を流すという意味があるのでこの歌は、

恋愛で傷つくことを歌っているのかと思いましたが

歌詞を読んで、

恋愛によって、体を血が巡る

生きている実感を覚えるというポジティブな印象を受けました・・・

 

そして『HOUSE』

7.Bleeding Love (HOUSE ver.)/ 4 To The Rhythm

【Cha-kaコメント】

Bleeding Loveをハウスバージョンにアレンジしたものがこの曲

一気に軽快になりました。

ハウスはアップテンポな

リズムで、同じメロディラインを繰り返すことで

聴く人の気分をハイにするジャンルです。

1970年代後半、アメリカのシカゴで生まれたと言われています。

 

8.MELODY / FreeTEMPO feat.Cana

【Cha-kaコメント】

つづいて仙台を拠点に作曲、音楽活動をしていたFreeTEMPO

今は半沢武志さんという名前で活動しています。

ハウスを中心に、ボサノバ、ジャズなどを融合させた曲です。

 

 

最後に『REGGAE』

9.One Love / People Get Ready / Bob Marley

【Cha-kaコメント】

ラスタの神様はジャーでしたがレゲエミュージックの神様はこの人。

Bob Marley「One Love/People Get Ready」

ボブ・マーリーは強いラスタファリズムの信者で

愛と自由について歌い続けて多くの人たちに影響を与えた人です。

生前、よく口にしていたのが

『多くを与え、わずかを得る』という言葉だそう。

 

有名になりたくて、物事を始める人は多いですが

結局は、人の為に動く人こそが名を残していくんだなと

この言葉を貫いたからこそ、

ボブ・マーリーは世界のスーパースターとなったんだと思います。

 

10.We Be Burnin’ / Sean Paul

【Cha-kaコメント】

私がレゲエ好きになったきっかけとなった曲です。

 

【最後に】

きょうは「THIS IS ○○」

色んなジャンルの代表曲たちをドロップしてきました。

みなさんはどのクラブミュージックが1番好きでしょうか?

今はジャンルも垣根を超えた曲もたくさん出てきているので

好きな曲にどの要素が入っているか探してみるのも面白いと思います!