江刺先輩のブログに続き、

県高校総体のサッカー決勝です。

敗れはしましたが、松山北は、昨年度の選手権県代表らしく

最後まであきらめないプレーを見せてくれました。

 

選手権の全国大会、

一緒について行って取材させてもらったご縁で書かせていただきます。

 

3年生の約9割がこの総体で部活を引退。

松山北は選手権へ向け新しいチーム作りが始まります。

 

「いやぁ、、、くやしいですね…。」

 

黄色いキャプテンマークを外しながら話す

主将の黒河選手も、この総体で引退するひとり。

 

キャプテンというと強気に引っ張っていくのを想像しますが、

黒河選手は「いじられ系キャプテン」。

去年の3年生K君の言葉を借りると

「キャプテンが周りを支えるんじゃなくて、周りが支えるキャプテン(笑)」

でも、だからこそチームがまとまって全国で戦えた。

1年生でも気軽に接することができる、そんな人柄がある

黒河選手だからこそのキャプテン像だった。

 

僕が知る黒河選手は、柔らかい雰囲気の印象だったが、

総体では、頼りになる、凛とした表情もあった。

 

「キャプテンをしていて、しんどいことが多かった。

でも全員で楽しくサッカーができて本当によかった。」

 

うまくいかないこともあったけど、

仲間と相談しながら、悩みながらチームをまとめ続けたキャプテン。

ピッチを去るときには、松山北の大応援団からキャプテンへの

感謝のエールがあった。

 

「感慨深いですね。

松北の応援は日本一だと思っている。声援を受けながらの試合は幸せでした。」

 

彼の中では、次にキャプテンマークを渡す人を決めているらしい。

裏には、近年の「キャプテン」のメッセージが書かれ、受け継がれている。

その中には、「雲外蒼天」という四字熟語も。

 

――― 努力して困難を克服すれば、必ず素晴らしいことがある。

 

蒼という松山北のチームカラーが入ったぴったりの四字熟語。

努力し続けて、全国の舞台にもいった彼らも実感していることだと思います。

 

これから黒河選手をはじめ、部活を引退する3年生は

受験戦争に突入。

そして後輩たちは、新しいチームとしてスタート。

 

それぞれの明日へ歩んでいきます。

どの道も困難が待っていて、大変だと思いますが、

努力の先に、きっとまた青空が広がると思います。

頑張ってください!