先週末行ってまいりました、レオマ。

あれは5月8日。

テレビCMで、プールのオープンを知り、さっそくHPで宿泊の予約を
入れたところ、土曜日で空いていたのはなんと、9月8日のみだったのです。
すごいですねー4カ月待ち。

つぎの3連休でプール営業は終わりだそうですから、ぎりぎりだったわけですね。
さてさて、万難排して4カ月、この日を待ち続けました。

子供のプールあり、

水上アスレチックみたいなものもあり、
CMにもあった、流れるプールあり。
浮輪につかまっときゃ、ずーっと流してくれるので、われわれ中年にはラクでした。

プール、遊園地でジェットコースター、プールと、1日中、遊びました。

←「ごっこタウン」というパビリオンで、パン屋さん体験?というか、パン屋さんらしいおもちゃが置いてあります。兄弟とか友達など複数で行くといいのかも。

来年は、GW前に予約しなくっちゃ。

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さて、ベストセラーにもなった

ハーバード白熱日本史教室 北川智子 新潮新書

キュートな外見からは想像もつかない著者は、世界の頭脳という頭脳が集まる
アメリカ・ハーバード大で、日本史を教えている先生です。
ハーバード大で日本史を教えるようになったいきさつ、
最初16人しか受講生がいなかった講義を、教室から人が溢れんばかりの
人気講座に押し上げたという、その授業内容について触れています。

日本という小国の、それも、戦国時代という、ごく限られた期間の歴史なんて、
世界の優秀な頭脳たちにとっては、正直、どうでもいいじゃん、の分野だと思います。
それを、人気講座にしてしまった理由の一つは、「レディ・サムライ」という
視点からの歴史研究でした。

いまでもそうですが、外国の人にとって、日本といえば「サムライ」。
「刀」を腰にさしたサムライの「戦い」とか「ハラキリ」とか
「武士道」などがカッコイイ!というくらいでしょう。

そんな外国での日本史の語られ方に不満を感じた著者は、
歴史に大きな存在を占めていたはずの女性たちにスポットを当て、
「レディ・サムライ」という概念を作ったわけです。

といっても、この本は、論文的なものではなく、「田舎の女の子が
海外に出て行って、いろんな困難にもぶつかりながら成長していく」という、
青春ストーリーのような感じなのかな?

留学先のカナダの街、まぶしい緑や木漏れ日、透き通った風など、
その場所を印象づける表現が多用されていて、読み進めるたびに、
きらきらした映像が、目の前に飛び込んでくるような印象でした。

が、書評などでは、「レディーサムライ」なんて認識が甘い、とか、
歴史の1部分だけで歴史を語るな!とか、ちょっと知識があるのが
自慢のようなおっさんたちが、ケチをつけている辛口のコメントを
ちょくちょく見かけました。

でもね、おっさんたち。

その人の人生にとってなーんにも影響ないような、よそのちっぽけな国の
100年くらいの期間の歴史に、あなたは、あなたの知識と言葉だけで、
興味を持たせる、なんてことはできますか?
「戦国時代ならサムライだろ」と日本人でさえ染みついているのに、
「同時代の女性の影響力」という新しい視点をみつけ、学生たちに、
「歴史には、いろんな視点がある」ということ気付かせるなんてできますか?
学生に京都の古地図と現代の地図をもたせ、
京都への歴史トリップさせる授業なんて、思いつきますか?

きっと学生たちは、とうとうと知識が述べられるだけの授業じゃ味わえない、
好奇心が刺激されまくりの授業に、わくわくしていたと思います。

ところで、著者の北川氏。

福岡での高校時代に、友人が行くからと、軽い気持ちでカナダに留学し、
そのままカナダの大学に進学(当時は数学科を学んでいた)、
ひょんなことから歴史に目覚め、そのままハーバードの日本史の先生・・・
32歳でこれだけの経歴を持つ女性だから、とてつもなく
優秀なことは間違いないでしょう。

たまたま美容院で読んだ女性週刊誌で、著者のインタビューを見つけました。

それによると、子供のころから、先生が黒板に書く文字をノートに写すことはなく、
すべて覚えることができたんだそうです。
黒板の文字を「画像」として記憶するので、逆に、ノートに写したりなんかすると、
ちょっとした文字のずれなどが生じて、うまく覚えられなかったので、
書き写したりはしなかったんだって。

「家でも学校でも勉強している様子はないのに、成績は常にトップ」という、
伝説のような人、みなさんも、子どものころ、学校で1人や2人、見かけたことがありますよね。
きっとそういう人だったのね。
やっぱ「地頭」の作りが違うわい。
だから、さらっと、ハーバードでも成功するのよねー
と、感心してしまいました・・・・って、それがシメかい!