タイトル買いしてしまいました。
ちょうど同じ言葉を、職場の仲間が言っていたので。

自分でやった方が早い病  小倉広 星海社新書 861円

どちらかというと、わたしは、ほかの人にやってもらったほうが効率的だし
出来あがりもよくなる、と思うことが多いので(決してサボってるつもりでは…)、
逆に、こういうふうに考える人は「すごい!」と感じてしまいます。

帯にも書いているように、「自分でやったほうが早い」というのは、たいがい、
「仕事がデキる」人ですね。

まわりよりも「自分がデキて」しまうという人は、
まわりに仕事をやらせても、自分がやるより質の低い出来上がりになってるし、
再度やり直しさせるとなると、それをあれこれ指示する労力や時間を考えると、
「自分がやったほうが早い!」と、なるわけですね。

で、そんな人は、人に仕事を任せられないから、いつもたくさんの仕事を抱えて忙しい。
そうなると、「自分はこんなに忙しいのに、なんでもっとまわりは働いてくれないんだ」
「自分はこんなにやっているのにわかってくれないんだ」と、心のストレスも引き起こす。
そして、「自分のまわりは、デキないやつばかりだ」と、周囲に不満ばかりを持つようになり、
一方、頼りにされていないと感じる周りの人たちは、結局、離れていく。

そして仕事を手伝う人がいないため、いつまでたっても、たくさんの仕事を抱えたまま・・・。
という悪のスパイラルに入るわけです。

わたしもサラリーマン生活長いんですが、こういったタイプ、たしかに(特に男性)に
見かけたりしますねー。

「わたしがやったほうが早い!」に
似た場面は、家の中にあるんですよね。
会社から帰って、急いで晩ごはんを作ろうとすると、
何でもやってみたい年頃のぽんきちが、「お手伝いする!」とそばに寄ってくる。
包丁もまともに使えない幼児のために、安全な包丁と場所を用意し、
切り方を教え、手を切らないように注意して見ていなければならない…
切ったものはでこぼこだし、床には、野菜の切れはしや飛び散った水など、
あとの始末にも手間がかかる。

ついつい“あっちでテレビでも見といて!”
と言いそうになります。

でもここでぐっとガマン。
いま時間をかけて付き合っとかないと、
「ママ、おかえり!晩ごはん作っといたよ!」の、
幸せな場面は、一生訪れないわけです。

世の中のママたちは、こうやって、根気よく子育てをしてきたのですね。
結局、企業の中での人材の育て方なんて、コレが基本なんですね。

こんなことを考えると、世の中のママたちのほうが
ずいぶん、リーダーに向いてるんじゃないか、と感じたりしました。

☆☆☆☆☆

ぽんきちが2ヶ月前から楽しみにしていた、夏休みの、わが家の恒例行事。
ホテル奥道後への1泊旅行(車で15分)。

ホテルのプールは温泉水なので、泳ぐぽんきちを横目に、われわれ大人は、ぼーっと冷泉浴♡
宿泊したので朝イチのプールは貸しきり状態。


結局、高級旅館より、子どもにはバイキングがいちばん。

夏休み中の特別企画で、ロビーにはおもちゃや遊具がいっぱい。
そのほか縁日コーナーやスタンプラリーもあって、お子ちゃま天国でした。

ぽんきちの夏休みいちばんの楽しみを、夏休み初日に終えてしまい、これからどうするか。。。