↑めちゃくちゃ楽しかったそうです。

先週、幼稚園のお泊り保育がありました。
年長さんの、年1回の行事です。
幼稚園に泊まって、プールに行ったり、スイカ割りしたり、カレーを作ったり、
温泉にいったり・・・。
先生方は、「ママー(涙)」「おうちがいい…(涙)」など、
ホームシックにかかる子どもが出るかな?なんて、ちょっと心配もしていたようですが、
盛りだくさんのプログラムをフルパワーでこなした子どもたち、
夜9:30には、電池が切れたように、全員ぱたっと寝入ったそうです。

ぽんきちは、1年以上も前から、まだ?まだ?と楽しみにしていました。
なので、お泊り保育に持っていく下着やエプロン、虫かご、バッグなどを、
スーパーに買いに行くたびにイベントでした。
このバッグも、お泊り保育のために買いました!
バーゲンで、このタイプと、もうひとつ、パンダのデザインのバッグがあり、
ちょうど、シンシンの出産で沸いていた頃だったので、
「これからブームになるパンダ柄にしよっか♡」と迷ったのですが、
結局こっちの柄にしてよかった。
パンダ柄にしてたら、悲しい思い出になってたかもね。

ところで、通り過ぎて思うけど、あのパンダブームはなんだったのでしょう。

ニュースも新聞も、連日トップに、「上野パンダの妊娠」「出産」「赤ちゃん死ぬ」の文字が
踊ってましたよね。
「自然妊娠は、とても珍しいんですよー」なんて、コメンテーターは言っていましたが、
われわれ、関西以西に住む人間にとっては???という感じじゃなかったでしょうか。
だって、和歌山のアドベンチャーワールドなんて、双子のパンダ、ばんばん生まれてるし、
成長の様子なんて、HPによくアップされてるから、わたしなんて、
パソコンのお気に入りにマークして、ときどき覗いて和んでたりしてますもんね。

上野パンダ赤ちゃんが死んだときなんて、まるで、全国喪に服さなきゃいけないようなムードの
全国(東京)ニュース。
やっぱ東京の人は、東京で起こったことは、全国に知らしめるニュースであって当然だ、
とでも思っているのではないか?と感じてしまいましたね。

東京のごくごくローカルな話題(どこのなにがおいしいとか、どこでこんな困りごとがある、とか)でも、あたりまえのように、全国ニュースに乗っかっていますよね。
東京の○○区の△△商店街にあるこの店では、こんなメニューがブレイク中!なんて情報より、
やっぱり、わたしたちが住んでる地域が、わたしたちにとって大事なわけだから、
みなさん地元のニュースをしっかり見てね♡

なんて、結局それかい!というツッコミがありそうですが、
翻ってみて、私も新人の頃、ラジオでお天気の様子を伝えるとき、
「今、市内を歩いてきたんですが、あついですねー」
としゃっべったとたん、先輩に激怒されたことがあります。

「市内というのはどこじゃ!新居浜市か?宇和島市か?今治市か?
永野は、松山市に住んでいるから、市内といえば松山市のことかもしれないが、
このラジオを聞いている人は、愛媛県全体にいるんだ。
自分の生活エリアが、すべてのようなしゃべりをするな!
南海放送は、“松山”だけの放送局じゃない。“愛媛”の放送局なんだ!」―。

いろんな場所、いろんな年代、いろんな状況の人が、マイクや画面の向こうにいます。
想像力を最大限に働かせろ!といった、あのときの先輩の言葉は忘れられません。