「子どもには、感情で怒ったらダメ」
「早くしなさい!は、NGワード」
「子どもが、親の言うことを聞かない、というのは、子どもを支配しようとするから」
などなど。

これまでの長―い報道生活の中で、幼児教育のプロから、さんざん聞かされて、
しっかりと心に留めていたはずなのですが・・・

結局、
「早く起きなさい!」「いやだよー!」
「バスに遅れるよ!」「ねむたーい!」
「いいかげんにしなさい!」「うるさーい!」
と、言い合いになっているんだわ、毎朝。

今朝も、
なかなか起きようとしないぽんきちに、
「そんなに言うこと聞かんのやったら、どこかに、ぽーんする(捨てる)よ!」
と言ってしまいました。
捨てるよ!は、「あんたなんか生まなければよかった」と同じくらい、
最悪NGワードであることはわかっていたので、内心、うわっまず!と、思っていたら、
寝てたぽんきちが、すっと立ち上がり、

「ぽんきちをぽーんしたら、このおうちは、パパとママだけになるんよ。それでもかまんの?」

(・・・たしかに、今やダンナとの会話なんて、ぽんきち以外の共通の話題なんてないし・・・)

「ママは、もうおばさんなんやけん、もう赤ちゃんなんか産むことができんのよ。それでも、ぽんきちがおらんなってかまんの?」

(・・・するどい)

隣の布団で寝ているダンナが、背中を向けて、笑いをこらえているのがわかる。

いまさら2人だけになったら・・・考えただけでも・・・ありえへーーん!
ようわかっとるわ、この5歳児。

「そやねー。ママ、もうお年寄りやけん、ぽんきちがおらんなったら困るねー。ごめんね。」
と言うしかありませんでした。

やられますわ。