きょう、飲んでいるみかんジュースの賞味期限をふと見たら、去年の9月24日だった。10分の9まで飲んでいたので、そのまま最後まで飲みほした。

何かと騒動の賞味期限問題。
この事件が発覚した頃、「賞味期限切れの1日や2日、どこの家でもやっとるわい」と言ったわたしに、ダンナが噛み付いた。
「こんなことをする会社は、殺人と同じだ」だって。

夏場、糸を引きはじめたごはん(=腐りかけ)を見て、「洗えばええんよ」と、子どもたちに食わせた母に育てられたわたしは、ちょっとのことじゃ、食べ物は棄てません。当然、賞味期限より、自分の鼻と舌を信じるタイプ。
片やダンナは「賞味期限の1日前でも母親は絶対食べさせてくれなかった」らしい。

食品会社は安全のために、実際食べられなくなる期限よりもずいぶんはやく賞味期限を設定している、という話をしても、学生時代に行ったアメリカのスーパーで、賞味期限が6ヶ月過ぎたカップラーメンが売られてて、さすがアメリカじゃ!と感心した話をしても、ダンナは頑なに、不二家を許そうとはしなかった。

賞味期限を1日でも過ぎていたら、体を壊すと信じ込んでいるダンナに、「今食ってる卵、10日前に切れてるでー。ついでに醤油は1年前」とは、かわいそうで言えなかった。