柳沢厚労相の「産む機械」発言が、辞任要求にまでなるほどの騒動になっている。
きょうのおかえりテレビで、「発言の本旨とは離れて、言葉尻だけを捉えるのはどうかなと思う」というような発言をしたら、さっそく友人からメールがきていた。
「そうだそうだ、辞任しろとかヒステリックにわめくほうが、女はやっぱり感情的だと言われるんだよ」という内容だった。
それぞれに思いはあると思うが、わたし個人の意見としては、「いいじゃん、謝ってるんだから」という気持ちだ。
なぜかというと、発言の本来の意図はぜんぜん違うところにあるので、べつに「おまえら女は機械だ」と言われてるわけではないのが、まずひとつ。
それと、仮に女が産む機械なら、男もタネ生産の機械だから、おんなじじゃん、がふたつめ。
ボキャブラリーが少なくて、失言してしまうなんて、わたしもしょっちゅうだから、同情を感じる、というのが3つ。(ただ柳沢氏は、それなりの地位の人だから、もうちょっと気をつけないとね)

こういうことを政争の格好の材料にして、辞任しろ、とか言って政治を停滞させるほうがどうかと思う。いじめ問題とか、少子化対策とか、すぐにやらなきゃならない問題がたくさんあるんだから。

ある議員が「全女性を代表して、抗議します」と叫んでいた。
こういうパフォーマンスをみせるより、「機械はメンテナンスが第一です。そのために、たくさんのお金と時間をかけましょう」と言って、予算とか法律を作らせるくらい、したたかになろうよ。