みなさんの「バカ上司」話、楽しく読ませていただきました。
まあ、どんなに気の合わない人がいても、会社の人間関係なら、「会社にいるだけの時間ガマンすれば…」なんですよね。
たまーに、「うちの会社は、家族ぐるみで仲いいんですよ。休みの日には、みんなでバーベキューしたり」なんて自慢するトップもいらっしゃったりしますが、いくら「会社の外では、上下関係なしで」なんて社長や部長が言ったとしても、部下たちはそう考えんでしょ。
プライベート時間まで、気を使わなきゃいけないなんて…と、その会社の従業員の方の気苦労を察すると同時に、プライベート時間くらいは目の前から消えてあげましょ!って、ご助言申し上げたくなったりもします。

さてさてわたくし、今週は、「100分の1」に、してやられました。。。
「あるはずだった」ものが、いや、「あると思い込んでいた」ものが、100分の1しかなかった…のです。
思いおこせば、「金があればなんでも手に入る」というホリエモンの言葉が踊っていたおよそ10年前。IT株を買わないのはバカ…と時代に洗脳されきっていたわたしは、よく考えもせず、こつこつためていた定期預金を解約して、新興IT株を買っていたのです。
この子(IT株)は、天才に違いない、将来はきっとビッグになっている、と信じ込んでいたのですわ。
わが子だってそうですが、10年も放置してたら、親のところになんているわけがない。

現実は、月曜日にたずねてきた証券マンにより、「発覚」したのでした。
いや、正しくは、わたしが「目を開けた」のです。
自分の持っている株価なんて自分のパソコンで、いつでも簡単に見られるシステムです。
それなのに、ITバブルがはじけて、株価が下がり、リーマンショックもおこり・・・うすうすは感じていたハズなんです、なんかヤバイって。
でも、いやなものには耳をふさぎ、「善良に生きてきた(?)わたしが損をするはずなんてない!」という根拠なき自信を持とうとしていた・・・自分が悪い!!!

その衝撃的な事実を伝えてくれた営業マン(若者)。
わたしの顔が、みるみるうちに変わるのを察したのでしょう。
「僕は、リーマンショック後に入社しましたので、業界の状況の悪いときしか見てないから、お客様に不満を言われるのは、慣れているんです」と切り出しました。
こういうご時勢、「ばかやろー!」と顧客に怒鳴られたり、理不尽に「俺の金をどーしてくれる!」と詰め寄られることものもあるのでしょう。
でも、こう言われてしまうと、
「そうね、あなたの入社前のことだもんね。なのに怒鳴られてかわいそうね。」と、妙に、この若者くんに同情してしまったりしますから、これも会社の「手」かもしれません。

それにしても、1000円なら10円、1万円なら100円。10万円なら1000円。
ひゃくぶんのいちって、どうよ?
これからは妙な儲けゴコロださずに、堅実に勤勉にはたらこ!と決心したことはいうまでもありません。
でも、わたしがつぎ込んだあのお金、けっしてこの世から消えたわけではないんだな。
だれかの手元に場所を移して、ふふんと笑っている人がいるんだと思うと・・・くやしいっっ

悔やしついでに、GWに読んでみようと思って取り寄せた本「葉隠」。
江戸時代のサラリーマン道ともいえる「武士道」の思想の現代語訳ですがーーー。

字がちっちゃい!!
ケータイのメールを見るのさえ吐き気を催しそうなくらいド近視+乱視があり、最近は老眼も入ってきたわたしには、あまりにも酷です。
よめません・・・。

取り寄せた本は読めんわ、労働の汗を100分の1にするほど、空気は読めんわ、さんざんですわ。
←玉川ダム湖畔に最後の桜を見に行きました。ハラめくって、何を見せたいんだ?