きょうはタコ松の通う幼稚園の、公開保育の日だそうです。
思えば1年前、幼稚園をきめるために、仕事の合間をみて、いろんな幼稚園の見学に行ってたりしました。

いまの幼稚園に決めたのは、園長の一言でした。
「子どもの時期は、とにかく”遊び込む“ことが大事。ここでは、文字や計算を”教えこむ“ことはしません。遊びを追求する中で、「もっと知りたい、もっとやってみたい」と感じ、自分から学んでいく力を育てたいからです」―。

当然、夜まで仕事をしているわたしたちは、タコ松に文字を教えたりすることはできないし教えたこともありません。
でも、今タコ松は、毎日どろだらけになって帰ってきても、ひらがなや、数字を、テキトーながら読んでいたりするから不思議です。
もちろん、すぐに「おちんちーん」という言葉にかわってたりしますが。

おなかにいるときは、「みんながびっくりするような美人かも」、なんて大きな夢を抱いていても、生まれてみると、「顔は無理だから、アタマで勝負できる子になってほしいな」に変わり、
言葉を覚えるころになると、「やっぱアタマもありえなかったから、スポーツで何かなるかも」って、それでも期待して。
でもやっぱりフツー以上ではなさそうだから、「ま、健康ならいいや」になるのよね。

親が抱く大きな期待は、子どもが成長するにつれ、現実を知るようになる!ということもよくわかりました。

出産前、わたしがたったひとつだけ、子どもにもっていた希望は、「和風」のしおらしさをもつ女の子になってほしい、だったのです。(命名だって、それ風の名前を考えてたし)

でも、「パパのおちんちん触ってかまん?」「いかんいかんいかん」という、ダンナの悲鳴が、ふろ場から聞こえてくるたびに、厳しい現実を知るのでした。