先週、ぽんきちがプチ入院しまして、3日3晩、昼間仕事、夜は病院泊という生活を送っていました。

新しい県中央病院、病室もベッドもトイレも、ぴかぴかきれいで快適でした。
なによりも、医療チームの方はもちろんですが、清掃の方や、警備員の方まで、何を聞いても
誰かにつないで的確に教えてくれる、それも笑顔で敬語。
サービスのレベルはとても高いですよ。

土曜日に退院して、待ってました―!と飛び跳ねるように、けさ、学校に行きました。
元気なのがいちばん。
みなさんお世話になりました。


↑液晶テレビもDVDプレイヤーも冷蔵庫も標準装備のサイドテーブル。

寝相の悪いぽんきちに蹴られる心配もないので、簡易ベッドも快適でした。

そこで、プチ懐中電灯を使って読んだのがこの本。

この本、ブームになっているそうで。

憲法の創造力 木村草太 NHK出版新書

「君が代不起立問題」や「一票の格差問題」、「裁判員制度」や「政教分離」など、ほとんどの
国民が一度はニュースで見たことのある問題をテーマに、裁判の判例を検討しながら論じています。

そもそも、憲法がテーマの本なんて、難しい言葉が難解な論理で展開されていて、
趣味で読むにはあまりにも苦痛な世界、というイメージがあったのですが、
若い論客(1980年生まれ)の視点というのはどんなものか知りたくて手に取りました。

一般的に、憲法を語る本というのは、著者の「自分の信条」が絶対的で、それに反する考えを
徹底的に論破してゆくという、「(思想的に)アツイ!」スタイルが多いのですが、この本は、
さらさら系です。
それぞれの憲法問題にはどのような解釈があり、どのような判例があって、それを、
「今」「国民」はどのように受け止めているのか、など、俯瞰的な論じ方だったので、とても
読みやすかったです。

「君が代問題」にしても、左で「キーっ」、右で「キーっ」て感じの本はあるんだけど、この本は、
「キーキー」を落ち着かせて、冷静に分析してくれているという感じでしょうか。(よくわからんが…)

ひとつ、へ―って思ったこと。

裁判員裁判は、導入する前、その理由を、「国民の健全な社会常識」が充分反映されているとは
言い難かった刑事訴訟を改革し、よりよい裁判を実現するため、としていました。
なるほど、それならそうね、より多角的な見方ができるなら・・・と多くの人が賛成したはずです。

しかし、実際に制定された裁判員法は、その目的として、「司法に対する国民の理解の増進とその
信頼の向上」と、ビミョーにスタンスが変わっています。
つまり、これまで行ってきた裁判には何ら問題はなく、問題なのは、国民の理解不足と信頼不足。
その問題をなくすために、国民を裁判に参加させて、勉強させよう、という上から目線のスタンスに
変わっているのではないか、ということでした。

わたしたちって、利用された?ホント、目が離せませんね。

☆☆☆☆☆

7月5日(金)の衣装です。
すずやかなレース地のスーツです。

柔らかい生地なので、体がラクです。
このブランドは、アラフィフのビミョーな体形のこともよくわかってくれている!
お腹まわりとか、太ももあたりとか、二の腕あたりとか。全体のデザインに影響させず、
ゆったりさせているのです。

衣装協力 : M’S GRACY (エムズグレイシー)
      松山三越2階