最近土曜日は、自宅から、つっかけで歩いて行ける距離にあるレストランで、ランチをとっています。
というのも・・・大好きなフォアグラが、ランチ値段で食べられるから。

わたしの青春、バブル時代。
フレンチのコース料理で初めて食べたフォアグラ。
それも、松竹梅なら、松コースでしか出されなかった高級食材。
あのとろける高貴な味は、めくるめく甘美な世界に誘ってくれました。

25才を超える頃から、コース料理をご馳走してもらえることもなくなったし、
さらに子どもが生まれてからは、自分の金でもフレンチのコースなんて食べる機会は
皆無になり、フォアグラは、10年以上恋い焦がれた存在でした。

それが、つっかけランチで食べられる!
もう、3回通いました。
ぽんきち連れで。

ランチのみの、フォアグラそばのセット1300円なり。
ぽんきちも、よくわかっているようで、そばの上にのっかったフォアグラを「くれ!」とは言いません。
ひとり無言で陶酔しながら味わっております。


(ビストロkoji 松山市松前町)

ちなみにぽんきちは、セットについてくるじゃこ飯を食べています。

あしたも行こうかな♡

☆☆☆☆☆★☆

サイコパスということば、最近よく耳にします。

サイコパス 秘められた能力 ケヴィン・ダットン NHK出版 2520円 

冷酷で極端に自己中心的、罪の意識や、他人への共感といった感情がなく、自分の欲望だけに
忠実で、「良心」というものが全くない人たち―。

真っ先に思い浮かんだのは、あの尼崎のおばさんでした。
言葉巧みに誰かに取り入り、快楽を得るがごとくに虐待し、暴力で支配し、その家族や
親せきまで、自分の思うがまま犯罪に加担させ役に立たなければ殺して保険金を
手に入れる・・・「良心」なんて皆無な人種がいるんだと、新事実が報道されるたびに
ぞっとしました。

サイコパスというと、連続殺人犯やレイプ魔など異常な犯罪者、というイメージが
あるのですが、そうでもありませんよ、身近な生活の中にもいるんですよ、それも、
とても有能な人物として…
というのがこの本の趣旨です。

まず、犯罪をするサイコパスによくみられる特徴として、うぬぼれの強さ、説得力、
外面の良さ、冷淡さ、他人を操ること―を挙げています。
その特徴を、別の見方をすると、怖いもの知らずで自信にあふれ、カリスマ性があり、
非情で、一点に集中する、ということになります。

そういった能力は、企業の最高責任者(CEO)や外科医、政治家、など、
「社会的に成功した」人にも、少なからずあてはまるといいます。

サイコパスの特徴のひとつに、「他人への共感といった感情がない」ということが
挙げられますが、自分が勝つか負けるか、生き残るか殺されるか、多くの損害を受けるか
儲けるか、そんな重大局面に対峙した時…
多くの人は、「この人を切ってしまったらかわいそう」とか「こっちを選ぶと、そっちの人
たちが犠牲になる」など、”感情”が強く働いて、決断なんてそうそうすぐにできるもの
ではありませんよね。

でも、”感情”に左右されず、冷静に集中力を保ちながら”自分にとっての最大の利得“を
考えながら物事を進めることができるとしたら、これほど強いものはないでしょう。

それができるからこそ、強い能力を発揮し、カリスマ的な成功者になっている人も多いと
いうのですね。

ちなみに、この本に書いてあったサイコパス度が高い職業として

1. 企業の最高経営責任者(CEO)
2. 弁護士
3. 報道関係(テレビ・ラジオ)!!
4. セールス
5. 外科医

逆に低い職業は

1. 介護士
2. 看護師
3. 療法士
4. 職人
5. 美容師・スタイリスト

とあります。

「利益」や「勝ち」など目的がはっきりしているものについては、サイコパス度が高い人が
向いている、逆に、「人の気持ちを酌みながら」しなければならない仕事は、サイコパスに
とって苦手分野なのですね。

サイコパス度が高いほうが向いているとされる職業に就いているわたし。
いっつも感情に左右されて、なかなか決断できないフツーのわたしは、やっぱ大成する
わきゃないわーと、ナットクでした。

★☆☆☆☆

蒸し暑い毎日、レース地のスーツは気持ちいいです。

伸縮性があって、着やすい素材なんです。

衣装協力:M’S GRACY(エムズグレィシー)
     松山三越2階