5/21(火)Cha-kaドロップ♪

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By番組スタッフ

今日は黒いCha-kaがドロップ♪「ふざけんなMix」リスト

1.Show Me What You Got / JAY-Z

【Cha-kaコメント】

引退宣言をしていたJAY-Zが

この曲を引っさげて、2006年復活を遂げました。

ラップはもちろん、サックスを使ったバックトラックが最高にかっこいい一曲

プロモーションビデオでは、大勢の人がダンスを披露し合っていたり

当時アメリカで人気だった一流のレーサーがカーチェイスをしていたり

「お前がどれくらいのもんか見せてみなよ!」というテーマの元で

ちょっとした映画仕立てになっていて、見ても楽しめる一曲です。

ここからふざけんなMix

2.ウワサの真相 / RHYMESTER feat.F.O.H

【Cha-kaコメント】

ヒップホップは日本人に似合わないっていう声

最近ではあまり聞かなくなりましたが、私もよく言われました。

日本のヒップホップは80年代から、

最初はアメリカの背中を見ながら育ってきて

そのうち、その時代時代のリアルな若者の表現の場として

無くてはならないものになっていきました。

「ウワサの真相」は10年以上前にリリースされた曲ですが

いま、ライムスターは間違いなく、日本のヒップホップシーンの頂点にいて

そのやり方が間違ってなかったんだと証明してくれてます。

どの業界も流行りは一瞬だし、大きな注目を浴びなくても

リアルなものは残っていく。

そんなことを考えさせられる一曲です。

3.I Don’t Care!! / MoNa a.k.a Sad Girl

【Cha-kaコメント】

分かる人に分かれば良い。っていうスタンスを貫いてます。

流行に流されてる人、権力闘争に奔走する人たちを一喝する

かっこいいフィーメイルラッパー

お高くとまってる人たちに、調子乗んなよというモナちゃん。

「誰が権力を持とうが

 誰が恋人を持とうがどうでも良い

 あんたが誰かなんかマジで興味ない」って言い放ってるのが最高にカッコいい!

4.Paper Planes / M.I.A #up1116

【Cha-kaコメント】

スリランカ人のMIAは

内戦のため、イギリスに亡命して、音楽の世界で活躍するようになりました。

M.I.Aというのは「missing in action」の略で、

スリランカのゲリラメンバーであるお父さんが

「戦闘中行方不明」になったというメッセージが込められています。

この曲は

「生きていくためには銃を使っても、金が必要。」という

壮絶な人生を送ったM.I.Aならではの

想いが込められていますが

「スラムドッグ・ミリオネア」という

インドのスラム街を舞台にした映画に使われましたが

スラムで必死に生きる子ども達とマッチする一曲です。

5.Human Nature / SiMoN feat.PUSHIM

【Cha-kaコメント】

サイモンは、メジャーインディーズ問わず

色んなアーティストの客演などを経て

クラブシーンでは欠かせない存在となった実力派ラッパー。

全国のアンダーグラウンドのクラブでもライブ活動を続けていて、

ちょうど先月、松山のクラブ・ビブロスにも来てくれていました。

サイモンの素敵なところは

普遍的なもの、みんなが心の中に持ってる闇とか喜びを表現しようとするところ。

誰もが自分の曲を聴いて共感できる音楽を作るべきだし、

俺はラッパーだぜーwhat’s up–とか言うだけじゃなくて、

日本人として、一人の人間として

自分の内面をどれだけ出せるかっていうことを深く考えている人で

そのスタンスが顕著に表れている一曲です。

6.表裏一体 / L-VOKAL feat. VERBAL,JAMOSA

7.HELL’S KITCHEN / Seeda feat.サイプレス上野,BACH LOGIC

【Cha-kaコメント】

この曲は、色々考えさせられる曲です。

政治にマスコミ批判から始まって

HELL’S KITCHENとは『地獄の台所』という意味で

時に、色々な物があるニューヨークのことを指しますが、

シーダさんにとっては、大きな視点で言えば

この地球全体がHELL’S KITCHENで

この地獄の台所の中で、君はどうする?と問いかけてます。

曲の頭と最後に呟いている

「大切なことは思いやりあうこと」だと

シーダはこの曲で1番言いたかったと言っています。

8.DEAD or ALIVE / Cha-ka

【Cha-kaコメント】

これは色んな物事に対する「ふざけんな」が込められてるんですが

1番聞いてほしいのは

「命の大切さ教えて 傍らで殺しを許してる。」

というところです。

これは動物愛護センターで

毎日毎日殺されていく動物たちの姿を見て書いたんですが

目の前で死んでいくのをただ見ているしかなかった自分、

そういう決まりだからっていって、人間の都合やシステムで

じわじわ死に追いつめるやり方をとっている行政、

子ども達には「命は大切に」と散々言っているくせに

こういう事実はなぜか見てみないふりをする大人達

なにより捨てた無責任な飼い主たちに書いた曲です。

9.Paper,Paper,Paper / BRON-K feat.Norikiyo

 【最後に】

きょうは「ふざけんな!!」と主張する曲をドロップしてきました。

紹介したラッパーシンガー達は

誰もが抱える行き場の無い怒りや悲しみを歌に託して

それをどうにかしたいという願いを込めています。

みなさんの想いを代弁する曲

何かのきっかけとなる曲があったら嬉しいです。/

5/14(火)Cha-kaドロップ♪

In CategoryTuesday
By番組スタッフ

Cha-kaドロップ♪リスト& Cha-kaの熱いコメント

1.Beautiful Girls / Sean Kingston

【Cha-kaコメント】

ショーン・キングストンはジャマイカ出身、マイアミのラッパーでありシンガー。

レゲエシーンの大物ブジュバントンの甥っ子です。

その間違いないスキルで、17歳にして一気にシーンの最前線に立ちました。

そのきっかけになったのが、この「Beautiful Girls」です。

軽快な曲調だけでは分かりませんが、自らの失恋経験を書いた曲だそうで

サビの部分では、軽快なリズムで「死にたい」と歌っています。

ベンEキングの「Stand By Me」をサンプリングしています。

さりげなく聴きなじみのあるトラックに、キャッチーなメロディが

日本人にも受け入れられたんだと思います。

2.Return of the Mack / Mark Morrison

【Cha-kaコメント】

マーク・モリソンはイギリスのR&Bシンガーで1990年代半ばにブレイクしました。

ベース、ビートはしっかり効いてるのに

キーボードとかの楽器がふわっと奏でられていて

その間に、メロディーが入り込んでいる。

しかもメロディーがたまらなく良いんです。

全体の雰囲気に一瞬で引き込まれてしまいます。

今聴いても全く古くさくなくてむしろ私は当時の、

こういうしっとりした感じのR&Bの曲調が大好きです。

3.Girlz Do It Better / MoNa a.k.a Sad Girl

【Cha-kaコメント】

MoNa a.k.a Sad Girlは京都出身。

ラップもメロディーのスキルも女性ヒップホップラッパーの中で

ダントツに高くて独特のスタイルがカッコいいアーティストです。

あまり女性で、社会への不満を歌う人って少ないんですけど

MONAちゃんは、恋愛系も歌うし、こういう強気な歌も歌うし、

幅広いテーマの曲を何でも歌い上げる人です。

この曲は、「何も知らない奴が」とか、「これっぽっちの説得力も無い」とか

散々非難しているように聞こえますが、そんな自分もただ生かされたカラベラ。

カラベラはスペイン語でドクロという意味だそうですが

曲全体を通して聴くと、

普段の表面的な付き合いにうんざりしている感じとか、情報社会に翻弄されて、

みんな自分というのが無くなっているっていうモナちゃん自身も含めて

みんなへの警告が感じられる一曲です。

4.大人の責任

 / Mr.BEATS a.K.A DJ CELORY feat.CRAZY KEN,宇多丸,Kダ

ブシャイン

【Cha-kaコメント】

宇多丸さんとKダブシャイン(ヒップホップグループキングギドラのリーダー)

2人はガンガン社会問題に切り込むラッパーで

この曲の中では、いかついラップをする2人の間でクレイジーケンバンドの

横山剣さんの独特の声とキャラクターが引き立っています。

この曲、結構過激な主張をしてるなーと聴いていたんですが

一つ、おっ!と思ったのが

「俺たちの自由な夜の権利を返せ!」というフレーズ。

今、問題の風営法改正について。現在の風営法では、12時以降

お酒が出される場所で、お客さんは踊っちゃダメ!ってことで

東京大阪のクラブは、バンバン摘発されているんですけど

法律とはいえ、音楽、ダンス、アートの表現の場が奪われていくのは、淋しい。

音楽業界でも、坂本龍一さんも中心になって反対運動が行われていて

風営法の改正を呼びかける署名は10万以上集まっているということです。

5.いのちのねだん / DJ HAZIME feat.RHYMESTER

【Cha-kaコメント】

映画のようなフィクションでは泣くのに、

現実に起きている世界のニュースには何も思わないのか?と問いかける一曲

6.Where Is the Love? / Black Eyed Peas

【Cha-kaコメント】

アメリカがイラクを攻撃してイラク戦争が始まった年に

リリースされました。「みんな、自分をコントーロルしてよく考えてくれ」と

愛と平和を見いだそうとする一曲

7.ONE DAY-夜空remix- /加藤ミリヤ loves m-flo

【Cha-kaコメント】

「違いを生かすか生かさないかで

 結末は愛の器 または凶器。」というフレーズが1番好きです。

 

m-floのラッパー、バーバルさんは在日3世。

幼い頃、韓国人ということでよくいじめられていて

幼いながらに

「みんなと違う、自分に居場所は無いんだ」という思いを抱えていたそうです。

その後、インターナショナルスクールに入って色んな国籍の人や文化に触れて

大学時代には牧師を目指していました。

アメリカの少年院の男の子たちに勉強を教えていたという色々な経験を経て

カテゴライズされない生き方を見いだしたということで

優しい曲調で

こんな強いメッセージを訴えかけられるのは

こういう生き方とか哲学も含めて、バーバルさんだからこそ

8.遠く / ASIAN2

【最後に】

きょうは

ちょっと一言いわせて!ということで

世の中に物申す曲たちをピックアップしてきました。

まとめて聴いてみると

すべての曲に共通してるのは、「自分の頭で考えて動け」という

世の中というよりも 私ひとりひとりへのメッセージです。/