5/14(火)Cha-kaドロップ♪

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By番組スタッフ

Cha-kaドロップ♪リスト& Cha-kaの熱いコメント

1.Beautiful Girls / Sean Kingston

【Cha-kaコメント】

ショーン・キングストンはジャマイカ出身、マイアミのラッパーでありシンガー。

レゲエシーンの大物ブジュバントンの甥っ子です。

その間違いないスキルで、17歳にして一気にシーンの最前線に立ちました。

そのきっかけになったのが、この「Beautiful Girls」です。

軽快な曲調だけでは分かりませんが、自らの失恋経験を書いた曲だそうで

サビの部分では、軽快なリズムで「死にたい」と歌っています。

ベンEキングの「Stand By Me」をサンプリングしています。

さりげなく聴きなじみのあるトラックに、キャッチーなメロディが

日本人にも受け入れられたんだと思います。

2.Return of the Mack / Mark Morrison

【Cha-kaコメント】

マーク・モリソンはイギリスのR&Bシンガーで1990年代半ばにブレイクしました。

ベース、ビートはしっかり効いてるのに

キーボードとかの楽器がふわっと奏でられていて

その間に、メロディーが入り込んでいる。

しかもメロディーがたまらなく良いんです。

全体の雰囲気に一瞬で引き込まれてしまいます。

今聴いても全く古くさくなくてむしろ私は当時の、

こういうしっとりした感じのR&Bの曲調が大好きです。

3.Girlz Do It Better / MoNa a.k.a Sad Girl

【Cha-kaコメント】

MoNa a.k.a Sad Girlは京都出身。

ラップもメロディーのスキルも女性ヒップホップラッパーの中で

ダントツに高くて独特のスタイルがカッコいいアーティストです。

あまり女性で、社会への不満を歌う人って少ないんですけど

MONAちゃんは、恋愛系も歌うし、こういう強気な歌も歌うし、

幅広いテーマの曲を何でも歌い上げる人です。

この曲は、「何も知らない奴が」とか、「これっぽっちの説得力も無い」とか

散々非難しているように聞こえますが、そんな自分もただ生かされたカラベラ。

カラベラはスペイン語でドクロという意味だそうですが

曲全体を通して聴くと、

普段の表面的な付き合いにうんざりしている感じとか、情報社会に翻弄されて、

みんな自分というのが無くなっているっていうモナちゃん自身も含めて

みんなへの警告が感じられる一曲です。

4.大人の責任

 / Mr.BEATS a.K.A DJ CELORY feat.CRAZY KEN,宇多丸,Kダ

ブシャイン

【Cha-kaコメント】

宇多丸さんとKダブシャイン(ヒップホップグループキングギドラのリーダー)

2人はガンガン社会問題に切り込むラッパーで

この曲の中では、いかついラップをする2人の間でクレイジーケンバンドの

横山剣さんの独特の声とキャラクターが引き立っています。

この曲、結構過激な主張をしてるなーと聴いていたんですが

一つ、おっ!と思ったのが

「俺たちの自由な夜の権利を返せ!」というフレーズ。

今、問題の風営法改正について。現在の風営法では、12時以降

お酒が出される場所で、お客さんは踊っちゃダメ!ってことで

東京大阪のクラブは、バンバン摘発されているんですけど

法律とはいえ、音楽、ダンス、アートの表現の場が奪われていくのは、淋しい。

音楽業界でも、坂本龍一さんも中心になって反対運動が行われていて

風営法の改正を呼びかける署名は10万以上集まっているということです。

5.いのちのねだん / DJ HAZIME feat.RHYMESTER

【Cha-kaコメント】

映画のようなフィクションでは泣くのに、

現実に起きている世界のニュースには何も思わないのか?と問いかける一曲

6.Where Is the Love? / Black Eyed Peas

【Cha-kaコメント】

アメリカがイラクを攻撃してイラク戦争が始まった年に

リリースされました。「みんな、自分をコントーロルしてよく考えてくれ」と

愛と平和を見いだそうとする一曲

7.ONE DAY-夜空remix- /加藤ミリヤ loves m-flo

【Cha-kaコメント】

「違いを生かすか生かさないかで

 結末は愛の器 または凶器。」というフレーズが1番好きです。

 

m-floのラッパー、バーバルさんは在日3世。

幼い頃、韓国人ということでよくいじめられていて

幼いながらに

「みんなと違う、自分に居場所は無いんだ」という思いを抱えていたそうです。

その後、インターナショナルスクールに入って色んな国籍の人や文化に触れて

大学時代には牧師を目指していました。

アメリカの少年院の男の子たちに勉強を教えていたという色々な経験を経て

カテゴライズされない生き方を見いだしたということで

優しい曲調で

こんな強いメッセージを訴えかけられるのは

こういう生き方とか哲学も含めて、バーバルさんだからこそ

8.遠く / ASIAN2

【最後に】

きょうは

ちょっと一言いわせて!ということで

世の中に物申す曲たちをピックアップしてきました。

まとめて聴いてみると

すべての曲に共通してるのは、「自分の頭で考えて動け」という

世の中というよりも 私ひとりひとりへのメッセージです。/