突然の総理辞任表明。
きょうのニュースは慌しい。
最近、安倍総理の顔色や表情、先週の記者会見の様子など、目の焦点が定まらず、質問への受け答えも、若干ちぐはぐさを感じていた人も多かったのではないか。
昔、ちょっとだけ心理学やカウンセリングの勉強をしたことがあるわたしは、「危ないな」と感じていた。
松岡元農相に近い、心の危機があったかもしれない。

何を言ってもなにをしても叩かれる、嘲笑される、無視される。
ぼろぼろになっても、なお唾を吐かれる。
追い詰められる。

「無責任な」「いいかげんだ」「早くやめないからそうなるんだ」
そういうひとはいっぱいいる。
でも、わたしは、そんなことより、はやく体の危機から脱出してよかったと思う。

張り詰めて張り詰めてすべてがぷっつり切れてしまう前に、からだを休めて欲しい。
命があることがいちばんだから。

政治の現状や問題は別にして、いま、日本のなかで渦巻く「いじめ構造」そのものを感じ取ってる人は多いかもしれない。
叩いて追い詰めて、命を絶つまで叩きつづけないと気がすまない。
ぼろぼろになった死に体を見て、勝利の笑みを浮かべる。

こんなことが当たり前の世の中だ、そういう中でも生きのびられる人でないとダメ・・・。
そんなこと、こどもには思わせたくない。

フツーの市民のひとりとしてそう思う。