かーーっぺっっ!という、おっさんが道にタンを吐くような音がしたので目を覚ましたら、たこまつの寝言でした。だんだんと、寝顔が、子泣きじじいに似てきました。
おっさんくささは、わたしにそっくりです。

先週金曜日から職場復帰をいたしました。
自分のパソコンを開くパスワードや、上司の名前さえ忘れてしまい、往生しました。
でも、コーヒーを自分でいれて飲むなんて(インスタントですが)何日ぶりだろ、30分続けてパソコンに向かえるなんていつ以来だろと、久しぶりの社会人生活を満喫していました。

働くおかーちゃんの職場復帰の第一関門は、子どもの保育園デビューです。
保育園につれてこられ、泣き叫び抱きつく子どもをひっぺがして預けなければならない、おかーちゃんの目にも涙・・・。必ずといっていいくらい経験する、涙なみだのお別れシーンです。
生後6ヶ月以降になると、「親と離れる」ということがわかってしまうので大変だ!!と先輩ママからきいていましたが、わたしの場合、知恵もなーんにもついていない生後2ヶ月のたこまつを預けたので、いたってスムーズでした。
わたしはこれでも、保育園を離れるとき、ちょっとだけ鼻の奥がつーんときたのですが、ヤツは、ほげーっとした顔をして、満足そうに保育士さんに抱かれてました。

わたしが2ヶ月のとき、どうやって育てていたのか?と母に聞いたことがあります。
農家の長男のヨメだった母は、姑・小姑に囲まれ、産後休むまもなく田んぼに狩り出されていました。生まれたてのわたしは、押入れのかごに入れられ、「毛布ではさんだ哺乳ビンをそばに置いといたら勝手に飲みよったよー、はーっはっはっ」…だったそうです。
なんちゅー親じゃい!とも思いましたが、わたし自身、そんなことはぜーんぜん覚えてないし、ましてや、40過ぎてもまだ「女子アナ」を名乗ろうとするほど図太く生きてるっつーことは、大概、子どもはどんな環境でもたくましく生きてゆけるのでしょう。
なんて、人生てきとーで大雑把なところは母そっくりのわたし。
きっとこのDNAは、タコ松にも受け継がれてゆくにちがいない。


タコ松つれて保育園。子持ちは荷物が多い!!オシャレなんてしてられっか。