毎年この時期になると、南海放送に入社してほんとうによかった♡と思います。
だって、毎日のロケーションがコレですよ、コレ。
お堀のまわりの、満開の桜。松山城まで借景にして…。
わたしの席から振り向くとこの景色。
デスクで食べる昼のコンビニおにぎりでさえ、ご馳走に感じますよ。

今回は、この本。大ベストセラーですね。
大往生したけりゃ医療とかかわるな 中村仁一 幻冬舎新書 840円

薬との付き合い方、病院とのかかわり方、
進行したがんが見つかったとき、最新の治療法を試してがんと戦うのか、がんを受け入れる生き方をするのか。
年をとって体が動かなくなったときに、誰に世話をしてもらうつもりなのか。
そして、死ぬときは、できる限りの延命処置をして欲しいのか、意識がなくなった時点で、自然の力にまかせるのか。

自分の生き方の、あらゆる場面を問われた気がします。

わたしの母は、長男のヨメだったので、義理の母と、自分の母親、夫の介護と最後の看取りをしました。人生の大半を、誰かの介護に費やしています。(いまは孫だったり…)

そんな母は、「あんたたちには迷惑かけるつもりはないので、じきに、施設に入る。自分が死ぬときには、延命治療をせず、さっさと死なせてくれ。葬式も、人には知らせず、ひっそりと、あんたたち兄弟でやってくれ。ほかの人には迷惑かけるな。施設の入所費用や葬式代くらいは、自分で用意しておく。」と常々言っています。

親ながら、潔いと思います。

わたしは高齢出産なので、孫みたいな年齢の娘が1人だけです。
娘の人生が「これから」、というときに、娘には、わたしたちの介護が待っていたりします。もっと早いかもしれません。
わたしたちの介護で、娘の夢をあきらめさせたり、足をひっぱったりは、したくありません。
「あたしたちは、死ぬまで元気でいるから、心配すんな」ということを実行するために・・・
100歳まで現役アナウンサーをめざします!!
って言ったら、永野さんならほんとうに居座りそうなので、やめてください!といわれました(悲)