今朝は大変でしたね。
たこ松も、幼稚園バスが、渋滞のため1時間以上遅れて到着。
おしっこはだいじょうぶだったかしら。

さて、今週は、ダンナの外食が多く、ダンナの食事の準備をしなくてよかったので、たっぷり読書タイムがとれました。
印象に残ったことをざっと。

「脳がよろこぶ仕事術」 茂木健一郎(訳) ベストセラーKK1365円
よく、直感で仕事をしている人、理論的に分析して仕事をする人と2つのタイプに分けられることがあると思いますが、実は違んですね。直感というのは、「偶然」ではなく、その人が長年蓄積してきた体験から、意識しないうちに脳がその記憶をつなぎ合わせて、分析しているもの、だから、同じなんだそうです。
そういえば、ターニングポイントを「直感で乗り切りました!」という成功者は、苦労人が多い(=経験値が高い)気がしますね。
ちなみに、タイトルの「脳が喜ぶ」とは…困難に立ち向かってクリアしたときだそうです。
えー!そんな難しいことできない!!というときこそ、脳を喜ばせるチャンスなんだって。

「武器としての決断志向」 滝本哲史 星海社新書  861円
京都大学で、「意思決定論」という人気の授業を持つ著者の、講義内容をまとめたという本。東大を出てマッキンゼーに勤めて、今は京大でも教えている、という、エリートです。
「情報操作」について書かれた部分ですが、「賛否両論だから決めない」という場面、よく出くわしたりしますね。
これは、いろいろな意見があってよくわからないから、とりあえずそのままにしておこう、と、問題を先送りすることでもあります。でも、「情報操作をする人」はそれが狙いだったりする。賛成論と反対論を、適当にばら撒いて、議論の収集をつかなくし、現状を存続させる方向に持っていくのです。
裏に「黒い動き」があるのかどうかはわかりませんが、マスコミがよく加担してますね。そういった腹黒い人に、好き放題やらせないためにも、いろいろな意見が出たら、しっかり反論しあって、結論でなくてもいいから、「今の最善策」にまで答えを導くクセを普段からつけなきゃいけません。

「残念な人のお金の習慣」 山崎将志 青春出版社 990円
お金を稼ぎたければ、ふだんから、お金を使うときに「投資」なのか「消費」なのか「浪費」なのか、常に判断すること。
「投資」は、自分の稼ぎを増やしたり、生きがいを見つけたり、将来に見返りがあることを期待したお金の使い方。「消費」は、食費や交通費など生活するために必要な支出。「浪費」とは、ストレスの会社うや一時的な快楽を得るための支出。
大事なことは、このなかで、「投資」の比率を増やすことです。
たとえば、パチンコやタバコなどの「浪費」は、お金がもったいない限り。どうせだったら、そのお金で本や教材に変えましょう。それが「投資」。
ほかにも、食料品などの「消費」でも、ただお腹を満たすだけではなく、「1ヵ月後に丈夫な体をつくるぞ」と考えて選んだ食材は、りっぱな投資になる。お金の出入りに意識を向けることが大事だと説いています。

「心を上手に投資する方法」 トルステン・ハーフェナー サンマーク出版 1575円
書いたのは、ドイツのプロのマジシャン。ショーの中で、客の持ち物の場所や、星座をあてたりして、大人気を得ているそうですが、「マジックでなく、どのようにして人のことを言いあてているのか」を書いた本。
この本、半分までは、自慢話や、あったりまええじゃん、みたいな話が中心で、なかなか読みすすまなかったのですが、後半は、心理学に近い内容でした。
たとえば、他人に何かをして欲しいとき。
著者が、ショーの際、ステージに誰か客を呼び込むとき、「前に出てきてくれますか」と呼びかけても、誰も来てくれません。でも、「立ち上がって、どうぞ前に出てきてください」と呼びかけると、かなりの確立で上がってくるというのです。
そのコツは、「○○して、△△してください」のように、2つのことを指示すること。
なぜかというと、人は、1つの指示なら、嫌ですと簡単に断れるけど、一度に2つの指示を与えられるると、どちらの指示を先に断ればいいのか瞬時にわからなくなり、結局は両方の指示に従ってしまうということなんだそうです。
「2階の片づけをしてちょうだい」ではなく、「2階に上がって、片づけをしてちょうだい」。「議事録を取って、わたしにメールしてください」とか。
なるほど。ダブルパンチで、かく乱するのですな。

なら、「休みいっぱい出して、給料上げてください」って、社長に…言えねーって。


←自転車で買い物。ガガガガーと、補助輪の音がすごくてご近所迷惑。すみません。