わたしが友人だったら、こう言うよね。
「そんな男とは、慰謝料たっぷりふんだくって、とっとと別れろ。ついでに不倫相手も訴えてさ。新婚1年で、避妊もしない不倫をするようなユルイ男は、絶対おなじこと繰り返すから。さっさと別れて、すっきりするほうがいいよ!」って。
でも奥さんは立派だよね。ちゃんと家庭維持しているし。
過去の不貞を全部しゃべることで、免罪符をもらったつもりなのかも知れんけど、知らなくてもいいことまで知らされた側は、一生、澱のようなものを心に抱えなくてはいけないんだしねー。
アナウンス室のテレビ見ながら、ひとり憤慨中です。

さて、年女の今年。
九州の神社でおみくじを引いたら、「ことしは、事なかれ主義で行け」―。
なにかトラブルが起きても、「ひたすら時が過ぎるのを待て」だって。
沸点の低いわたしの、真反対じゃないか。
松岡アナがストーカーで困っているのに、見て見ぬフリしたり、和気アナが、不正な使い込みを発見したのに、握りつぶしたり・・・
そんなことしてたら、会社からわたしの机がなくなるでしょ。(↑たとえ話です)
まあ、「沸騰したまま暴言はかない」ように、気をつけたいと思います。

さて、その「事なかれ主義」とは正反対、今、わたしがもっともかっこいいと思う女性が、この人です。
口を真一文字に結んでいるけど、真っ赤の口紅がひかれている。
その口からでる一言一言は、周囲を黙らせてしまうほどの迫力があります。


「通貨」を知れば世界が読める  浜矩子  PHPビジネス新書

「ユーロ高」「金融緩和策」などといわれても、お金がどう動くのかすぐに理解できないユル頭のわたしにとって、正直、読むのに時間がかかった本でした。

「通貨」というのは、その国に対する評価でもあります。円高がすすむ日本の円が、東日本大震災後でも「円安」にならなかったのは、それだけ日本という国の評価が高いということでもあります。
わたしが20年前に「永野彰子と行くヨーロッパハッピーツアー」では、イタリアのリラに、イギリスのポンド、フランスのフランなど、1〜2日で違う国へ移動するたびに両替をしなくてめんどうだったのですが、それがユーロに統一され(ポンド以外)、便利になったなーと感じたのもつかの間。今度は、ユーロ崩壊が言われています。
つまり、圏内の経済格差が顕著になり、財政状態の悪い国の存在が、状態のいい国の足を引っ張り、「ユーロ」の価値が下がるという事態に陥っています。状態のいい国にとっては、悪い国の面倒をずっと見続けなければいけないのか、という不満が出てきます。
そうなると、以前のように、国ごとに,違う通貨で,それぞれの金融政策をとるほうが、身軽に対応できるため、その方向にすすむのではないか、ということです。
通貨の歴史を見てみると、結局、統合したり、ばらばらになったりの繰り返しで、その時々の国の力関係で変わってくるわけですね。
「円高」だからこうなってしまう、という見方ではなく、「円高」なのは国がこういう状態なんだ、という逆の見方ができるのは、ちょっとだけ面白かったです。
・・・が、温泉+酒+昼寝の正月に読んだので、なかなかすすまなかったです。

←大分県の筋湯温泉に行ってきました。朝、窓を開けたら雪!標高1000メートルですもんね。

今年もよろしくお願いします。