夕方のニュース、週5日担当していて、服とか大変ですね、とよく聞かれます。
スタイリストいるんですか?メークの人、いるんですか?衣装手当て、どのくらい出るんですか?
よく聞かれます。

なーんもおらへん、なーんももろてへん、です。
みんなと同じ給料をもらいつつ、すべて自前です。
とくに化粧品、年々使う量が増えるので(厚みが増すので)、支出増です。

Ch4の出演に際しては、週2回、松山市内のブティックから、衣装のサンプルをお借りしていますが、そのほかの3日は、自前。
それでも若いころ(いつ?)は、同じ服を着るのはワンシーズン3回まで!とかなんとか気合を入れていましたが、ここ最近は、夏の服だろうが冬の服だろうが季節なんて無視して、1年じゅうテキトーに着ています。
気の利いたデザインのものは目立つので、もっぱらシンプルなジャケットを購入します。おまけに、先週自分が何を着たか、記憶力も乏しくなってきたので、おんなじ服をよく見かけたとしても、永野の「制服」だと思ってくださいませ。

そんなこんなで、ユルみながらも自転車操業している衣装ですが、つい最近、一大事が発覚しました。

来週から、番組の構成上、カメラに全身が映る時間が発生するというのです。

わが社のニュース番組は、アナウンサーにとってある意味「優し」く、全身が映ることはありませんでした。つまり、下半身には、意識を向けなくてよかったのです。

ここだけの話ですが、本番では、わたしはいつも上半身を着替えるのみ。下半身は、ジャージだってスリッパだってビーサンだって、何でもありです。
緩みっぱなしの、不細工なかっこうですが、どうせ見ているのは身内みたいなスタッフだけなので、つっかけ履きながらニュースを読んでいました。

しかし、全身映るとなると、どうよ?
スカートなんて1枚も持っていないし、靴だって、クロックスのサンダルだし。パンツなんて、期間限定特価で買い込んだウエストゴムのユ●クロオンリーだし。

おまけにわたしの下半身は、極端にデブ。昔からよく例えられたのが、ゾウとか人形の足だとか。よく、漫画なんかで「田舎の女の子」が描かれるときにあるでしょ、くびれのないふっとい足。そんなわけで、わたしは、まずスカートを穿きません。

全身が映る時間は4秒。
この4秒が、わたしの人生を揺るがそうとしています。

下半身に、ボカシいれてもいいですか?

←先週、こどもの城のカート乗り場で、係員さんに言われましたわ。“妊婦さんでいらっしゃいますよね?”