お天気いいですね。
きょうは、たこ松&ダンナの昼食用に焼きそばを作って出てきました。
ダンナはたこ松の言いなりなので、「焼きそばなんていらん」とたこ松が言い出せば、どこかで外食をしていることでしょう。
そうなれば、今晩の夕食が焼きそばです。食べなければ、明日の朝です。
食べきるまで出し続ける!が、我が家の鉄則です。

さて、友人からもらった本の中に入っていた1冊(たぶん、もう絶版?)。

小3までに「勉強グセ」をつける法 和田秀樹 こう書房

思えば、子育て先輩たちがほぼ全員口にしていたのは、「子どもに“机に座らせるクセ”つけとくんよ!コレが大事よ!うちはできんかったけど・・・」でした。

子どもはのびのび、やさしい子に育ってくればいいのよ・・・とは言ってきたけど、小学生にもなると、ある「現実」と直面するようになります。
「どうすればお勉強できる子になるのか」―これは、永遠のテーマなんでしょうね。
まあ、世の中に、親が叱り飛ばさなくても、勉強をすすんでやる子どもなんて、1%もいないと思いますが、その1%にさせるべく、こういった本を手にするのでしょう。

この本では、「ゆとり教育」によって、勉強をしなくなった日本の子どもが大きくなると、猛烈に勉強してきた外国人に、どんどん追い抜かれ、仕事は奪われ、日本は悲惨なことになる、とあります。
優秀な人材を育てておくことは大事だろうが、子どもに勉強ばかりさせてどうなんだ?という反論に対しては、こう説きます。
中国を見てみなさい!と。
20年以上前、中国では「1人っ子」政策をとったため、親たちは、全エネルギーを1人の子どもに注いで猛烈に勉強させた。当時は「勉強以外のことはすべて親がやってしまうような、超過保護の王様ばかりになって、中国はどうなるのやら」といった嘲笑もあったけど、今、どうですか。
世界の中でもっとも経済が発展している国になっているのではないか。優秀な人材が国を世界を動かすようになっている、といいます。
なんとも明快ですね。

そのほかにも、子どもに勉強させるために、「勉強しないとバカになるよ」と、「頭の中のバイキンをやっつけよう」という言葉で、子どもに「バカ恐怖症」を植えつける、とか、「テレビに出ているのがカッコいいわけではないし、大したことない」と、テレビに関心を持たないように育てる、など、かなり強烈です。

過激なようですが、なるほどと感じたのは、
『勉強ができても「勉強嫌い」では、意味がない。今の学力をどうこういうのではなく、「勉強好き」にすることは、将来にわたって得をする』ということでした。

確かに、どんなすばらしい学歴を持って社会人になったとしても、そのあと、「勉強嫌い」のままでは、刻々と変わる情勢についていくこともできません。
どんな仕事もそうですが、たとえばセールスという仕事でも、「この商品を今以上売るためにはどうすればいいか」ということを成し遂げるためには、ベテランに極意をきくとか、セールスのコツを書いた本を読むとか、何らかの形で、自分が「勉強」し、今以上の自分になろうとする姿勢が大事です。
「勉強嫌い」だとすると、今のままでいいじゃん、と何の手立てもしないまま、まわりに追い越されて、結局何もなくなってしまった・・・ってことになりかねません。

とはいえ、「そんなに勉強勉強言わなくても、人生なんとかなるもんよ、自分だってそうだったんだから」と突っ込みたくなりましたが、「親にそう思わせるのが、どこかの敵国の愚民化陰謀なんだ!」と先制されました。

たこ松がいなけりゃ、一生手にすることもなかっただろう本、いやー面白かったです。

←2年前に行った有明海を臨む宿の部屋付き露天、あー行きてー。『蟹御殿』という渋いネーミングだったわ。