ベストセラーになった去年の秋くらいに買って、そのまま手をつけられないでいた本、
「スティーブ・ジョブス驚異のプレゼン」 日経BP 1890円
読み終えた日に、CEO辞任のニュースが流れていました。

アップルコンピューターの創設者のひとりで、ipod、iphoneなどの製品をヒットさせた、カリスマ経営者、スティーブ・ジョブズ。

新商品をマスコミや顧客などに紹介するときに、企業の担当者は、プレゼンテーションと呼ばれる「説明」をします。
その商品の良さを知ってもらい、買ってもらうことが「プレゼン」の目的ですが、スティーブジョブズのプレゼンは、まさに、誰もが買いたくなり、その話術に魅了されるといいます。この本は、何がすごいのか、を分析しています。

プレゼンの練りに練った内容や、言葉の選び方など、さすがと思わせます。
そして、その練り上げた台本を、何百時間もかけて練習し、頭に体に叩き込んでいるのです。

わたしたちの世界でも、「抜きんでている人」は、ほぼ間違いなく努力家です。
気の利いたアドリブや、おもしろいコメントも、「普段の生活そのまんま」では、決して生まれません。
人より多く本を読み、人に会って話を聞いたり、“これは使える”と思ったことは、マメにメモにとったり。

やのちゃんは努力家だし、らくさんは勉強家。アドリブがうまい江刺アナだって、実は、誰よりも早く出社して、読書をしたり調べものをしたり、孤独な作業を積み重ねています。

今さらながらですが、「天才」といわれる人っていうのは、人の数十倍努力している人のことなのですよね。