1.Fallin’ 4 U/AISHA feat.DMC
【Cha-kaコメント】
ヒップホップの伝説的グループRUN DMCのラッパーを迎えた一曲。
横浜生まれ、アメリカ黒人の父を持つハーフ。
お父さんはトロンボーンのプロミュージシャンで
音楽一家に育ったアイシャですがまだ23歳でこの迫力と表現力は圧巻です!
きょうは「I Rep Japan!!」
repするっていうのは
represent レペゼン。表現主張するって意味で
歌を通して、大事な家族 友達 国、自分の意思を表現していくっていうことです。
今の日本のことを想って、
日本のあり方を考えて表現しているアーティストたちをピックアップします。
2.FAR EAST JAPAN/RUDEBWOY FACE
【Cha-kaコメント】
横浜は港があって、昔から色々な文化が入り乱れているからということも
大きいと思うんですけど
ヒップホップという文化がガッツリ根付いている土地で
私は将来、移住したいくらい大好きな場所です。
クラブにも外国人や黒人も多くて
(六本木、新宿、横浜。ここは特に外人が多いですが。)
でも面白いのは、それぞれ雰囲気が全く違っていて
私は横浜が1番好きなんです。少し土臭い感じが
リアルなヒップホップを感じさせてくれる。
本当に音楽が好きな人たちが集まっている。
やっぱりそれだけ色々な文化考え方と日頃から接触することが多いので
日本を客観的に見たり、
日本人として何とかしたいって想いが強いのかなと。
これも横浜という土地から生まれる感性なのかなと感じました。
3.AREA AREA/OZROSAURUS
【Cha-kaコメント】
横浜出身のヒップホップユニット
これはクラブでかかると絶対盛り上がる一曲です。
4.幸福の条件/ZANG HAOZI feat.般若
【Cha-kaコメント】
世界からは平和だっていわれてる日本にも
ひび割れたところがあって、
どこにいたって幸せなこととそうでないことがあって
その度合いは確かに違うけれど、
ここだからできないとか、不幸だって腐らずに
自分なりの幸せを探し続けるんだっていう
そんな考えさせられるメッセージです。
5.The Choice is Yours/RHYMESTER
【Cha-kaコメント】
去年の衆院選のタイミングに合わせて、公開された
震災後の にほんを復興するためには
一人一人の行動が必要だという「決めるのは君だ!」をテーマにした
まっすぐなメッセージソング
他にもマスコミ批判とか政治社会への疑問を歌うものが多いですが
ライムスターは、そこから一歩進んで
その溢れた情報の中で
結局何を信じて何を選ぶか自分次第なんだから
時代に惑わされずにきちんと自分の頭で考えとけよっていう
他のアーティストとはちょっと違うメッセージがさすが!
6.原子力サラリーマン/KEMUI feat.KENSHO KUMA
【Cha-kaコメント】
KEMUIさんは、都内を中心にアンダーグラウンドで活動しているラッパー。
かなり過激な内容になっていますが
労働環境、就職戦線や教育現場といった
まさに今の社会問題を詰め込んだ一曲。
KEMUIさんは仕事をしながら音楽活動をしているので
仕事現場の細かな描写や働く人の心情から
国が絡んでいる社会システムまで広い視野を持って表現しています。
衝撃を受けたのは
「僕らに子どもが出来た頃、飲み水も汚染 混じる放射能」という歌詞。
これは震災前に作られたという曲なんですが
その頃から、このような警告を与えているのには驚きました。
この曲の中で共感したのは
「youtubeのclipがばれた。サグらの仲間のカスです彼は!
二足のわらじで走り続ける。」サグっていうのは悪い人っていう意味で
これは自分の楽曲をYoutubeにあげてヒップホップを歌っていることが会社の人にバレて、
悪い奴らの仲間なんだ!と非難された。という内容なんですが
本人も会社で仲の良い人にしか音楽をやっていることは言わずに
「音楽やってる奴はだらしない」と思われないように心がけているそうで
ヒップホップっていうのはまだまだ一般的に
悪い奴らの集まり・・・みたいなイメージを持たれていることを嘆いている歌詞になっています。
KEMUIさんは、不安定な今の日本を
「音楽でなんとかできるとは考えられないけど
自分達が、真面目に国民の叫びを歌い続ける事で
理解が広がって、何らかのムーブメントを起こせたら良いな」と語っています。
そういう考え方がとても尊敬できるアーティストです。
7.We Need the Light/NORIKIYO,BRON-K & shingo★nishinari
【Cha-kaコメント】
NORIKIYOは神奈川県出身、
バブル崩壊、2000年代以降の金融不況が
このNORIKIYOといったアーティストたちを生み出したといわれています。
経済格差、ワーキングプア、信用の薄れた政治システム、
80年代にはバブルの中で言葉遊びでしかなかったヒップホップが
経済状況の悪化とか格差の拡大とともに、
自分のまわりの生活、
権力警察といったバビロン社会への敵意について歌われるようになった。
そして今ではこうやって歴史とか社会問題にまで目を向ける
アーティスト達が増えました。
良いか悪いかは別にして、リアルなヒップホップが歌われるようになったと言われています。
8.H♡PE All Cast ver./Major Music
【最後に】
きょうは「I Rep Japan!!」 日本を想う
そして日本のあり方を真剣に歌うアーティスト達をピックアップしてきました。
時には、アンダーグラウンドから叫ばれるこういうリアルな声や問題提起に
耳を傾けてほしいなと思います。