学校で習ったときって、まーったく興味湧かなかったけど、こういう見せ方だと、
がぜん面白いんだよなー。

昼ご飯を買いにコンビニに寄った際、雑誌コーナーでふと見つけたのが、

とんでもなく面白い「古事記」 PHP文庫 620円

日本最古の歴史書と言われている古事記。
「因幡の白ウサギ」の物語とか、アマテラスの天の岩戸の話とか、ヤマタノオロチとか、
子どものころ、断片的に「絵本のおはなし」的に読んだことはあっても、
神様が誕生してから推古天皇のころまでの長い系譜として読むのは初めてでした。

古事記って、血なまぐさくスキャンダラスな話が満載。

親子・兄弟で殺し合いはするわ、父を殺した息子が、父の妻を自分の女にしたり、
白ウサギを助けた心やさしいオオクニヌシも、天下を取ってからは、日本各地で浮気を
しまくって、奥さんにひどく嫉妬されたり、はたまた皇族同士が殺し合いをしすぎて、
皇位継承者がいなくなり、あらゆるつてを頼って探し出したのが、馬追い・牛追いの手伝いを
している少年だった・・・とか、劇場型ドラマを100倍に濃くしたような、
激情ストーリーなのですね。

神様が生まれるところからはじまる壮大な歴史ストーリー、登場人物の関わる舞台は
全国各地に広がりますが、愛媛にもあったんですねー。

木梨軽皇子(キナシノカルノミコ)。

「古事記」ドラマでは、けっこう注目されるポジションにいるのですが、現代の伊予の国では、あまり耳にすることもないですね。

木梨軽皇子は皇太子でしたが、なんと実の妹に恋してしまいました。
そして、皇位の座を狙う実の弟に捕まり(ここでも実の兄弟が、後継の地位をめぐって、
命を狙ったり、策略にはめたり…どろどろ話①)、
妹と密通するというタブーを犯した罪人(昔は、異母兄弟ならまれに結婚もあったそうだけど、実の妹…近親相姦というのは、最大のタブー…どろどろ話②)として、
伊予の国に流されてしまったのです(伊予の国というのは、流刑地だったのね…)。

その兄を追って、妹も必死の思いで飛鳥から伊予にたどり着き、2人は再会。
喜びあい、愛を交わしたあと、この地で心中してしまうのです。(どろどろ③)

愛媛というのは、歴史的最大級の悲恋の舞台でもあったわけですね。

実際、木梨軽皇子をまつる「軽乃神社」が松山市姫原にひっそりあったり、お墓が、
四国中央市にあったりと、すごいところじゃないの、愛媛って。(この情報は、ググってます)

歴史さえ変える、日本最古の悲恋物語だと思うのに、エヒメ人もあまり知らないという
「ひっそり感」は、やはり、スキャンダラスなタブー愛だったから、
教育委員会も力を入れなかったのかしら。

皇位を捨てた(追われた)恋…愛を貫き通した聖地…とかなんとか、愛媛も、もっと
うまくアピールすればいいのに。
もったいない。

と、読んでいるうちに、カップうどんもできあがりました。

コンビニ本も、なかなかやりますな。

きのう、ぽんきち幼稚園の、「ママさん給食当番」の日でした。
はがまご飯に、味噌汁、鳥の甘辛煮など。
はがまご飯は、「なんかニオう」「色がヘン」など、年少さんクラスでは、ちょっと不評だったそう・・・。
この「におい」も「ヘンな色」も、じきに、たまらなく食欲をそそる存在になるからねー。

☆☆☆☆

先週金曜日(1月11日)の衣装です。
卒業式・入学式にもよさそう。

このインナー、レースがついているのですが、ストレッチ素材で、めちゃくちゃ着やすい。
このブランドは、全体的に素材が柔らかくて着てて楽なんですよね。

衣装協力:M’S GRACY (エムズグレイシー)     松山三越2階