産休に入って10日、掃除づけの日々がようやく終わったと思ったら、もう出産です。
思えば妊婦期間、あっという間でした。

つわりがおきたり、ジーンズが入らなくなったり、おなかでごにょごにょ動いたり、この半年あまりは、日々妊婦の実感を深めてまいりました。(って、おとといまで自転車乗ってたくせに)
一方で、ダンナはいま、みたらし団子食いながら「愛ルケ」ドラマを見ております。わたしがあした、入院だっていうのによー。
「妊娠がわかったとたん、涙流して喜んだ」「毎日おなかに話しかけてくれる」「掃除とか買い物とか、私にはさせないの」というダンナさんの話を、身近でもよくききましたが、このヒトはまったく自覚がありません。
おなかの子には夫婦で話しかけてあげましょうね、と助産師さんに指導されたので、ハラにダンナの手をあて、なんかしゃべろ、とわたしが言っても「いまわかるわけないやん、はずかしい」といって、語りかけようとしません。

たしかにね、女性は日々体の変化で「母」を実感してくるけど、男性はわからんものかもね。
腹が出てきて「アンタが父だ」と女に言われても、男にとっちゃあ、数ヶ月前の精子の行方なんて・・・ってとこでしょうか。

とはいえ、「感激涙パパ」と「なんじゃそりゃ男」の境は、45歳でラインが引けるような気がします。おおまかにいえば、「男女雇用機会均等法」がはじめて施行された年代より上か下か。
夫婦2人で子育てをするという自覚がある「下」年代が増えていくことはすばらしいこと。
一方で、毎日耳元で「あんたが父親あんたは父親」と呪文のように洗脳していかなければならない「上」世代。
にゃおーーーんという猫のサカリ声が聞こえてくるこの季節、オス猫やオス犬も、「父」っつー自覚なんてないんだろうなと、ふと思った。

産休直前のスイカっぱら。(スイカップにはなれませんでした)