おたんこナースさん、メールありがとうございます。

 不妊治療は確かにお金がかかりますね。ホルモン注射のひとつでさえ、かなりの金額です。わたしの知人に、子どもが授かるまで数年・数百万かかったという夫婦もいました。
 「子どもは天からの授かりモノ」的な神話が根強くあるため、不妊治療をしています!ってなかなか言えないし、プライバシーに深くかかわることだけに、もう少し予算出してよ!と、声を上げづらいのが現実だと思います。

 わたしが子どもが欲しいと思い始めたのは、40という数字が見えてからです。
 ほしいと思っても、すぐにできるわけじゃない。病院に行って検査をし、いろんな数値を見せられ、自分の年齢だとこんなに妊娠力が落ちていたのか・・・という現実に愕然としました。
 でも、野田聖子さんだって45歳だけど不妊治療やってるじゃないか(いまはやめたのかな?)、ジャガーさんは44歳で妊娠できたじゃないか、と、有名人の頑張りを見ることで、自分にも希望を見い出していました。

 生理が来るたびに自分を恨み、横で寝ているダンナを見ながら、わたしなんかじゃなく、もっと若いひとといっしょになったほうがいいんじゃないか、わたしは1人で年取って死んでいく覚悟をしたほうがいいんじゃないか・・・なんて、眠れぬ夜に泣いた日もずいぶんありました。

 こんな経験、たくさんの人がしてるんじゃないかな。

 わたしが救われたのは、「子どもが欲しいと思いつづけてる人には、必ずいつか子どもがやってきてくれる。子どもはお母さんをえらんでやってくるからね。」ということばでした。
 こんなわたしでも選んでやってきてくれる子どもがいるかなあ、と不安になりつつも、「選んでね」といつも願っていました。

 おたんこナースさんは、ダンナさんが協力的というのは幸せですよね。やさしいお二人のところにやってきてくれる天使さんは、きっとどこかでお二人の様子を見てるかもしれませんね。
 3人で笑ってる姿を想像しながら・・・おやすみなさい。