←運動会の旗は父母たちの手作り。わが家制作の絵も。

教室の入り口につるされた巨大てるてる坊主なのか、エグザイルさん山ピーさんも三好のカッコーさんたちのおかげなのか、運動会、できましたよ!
金曜深夜まで、横殴りの雨が降ったりしていましたが、当日は曇り。

年少だったたこ松は、去年、2人ずつ走るかけっこで、ゴールまであと少しというところで、となりの女の子をちら見。
自分が負けていることに気がついたとたん、向きをくるっと変えて、ママーと、私のところまで、満面の笑みで駆け寄ってきました。
観客は「ママを見つけて、駆け寄ったのね♡かわいい」と思ってくれたようでしたが、わたしにはわかりました。
「こいつ、自分の負けをみるのがいやで、わざと試合を投げたな!」
そんなずるっこいたこ松でしたが、年中の今年・・・
同じく2人ずつ走るかけっこ、もちろん負けましたが、最後まで走っていました。
負けを認めることは大事です。成長、成長。

←みーんな頑張ったという、先生手作りのメダル

さてさて、紳助氏のこともあり、売れてますね、この本。
暴力団 溝口敦 新潮新書 735円

ヤクザに刺されてもペンで切り込み、日本のタブーといわれていた食肉業界の闇を暴くなど、徹底して裏社会をあぶりだすノンフィクション作家です。

暴力団、いま、キッツいらしいです。

そもそも、暴力団は、どういう方法でお金を集めているかというと、
組織を上から、組「本部」・その下の「組」・組に所属する「組員」としましょう。
まず、組本部は、下の組から、それぞれ毎月、上納金などなんやかんやで200万円集めています。
組長は同じように、組員から、1人当たり20万から30万円を集めています。
組員はというと、覚せい剤売買、恐喝、野球賭博、みかじめ料などで、一般市民からお金を搾り取っているわけです。
つまり、組員には、その組のブランド(代紋)を使わせてやるから、それで稼いでこいや、というわけです。

でも、法律などで暴力団への締め付けは年々厳しくなっています。
「ワシは○○組やけど、金出さんかい!」と、○○組ブランドで稼げていた時代はとっくに終わり、そのブランド名を出したとたんに警察に捕まり、場合によっては、直接手を下さなくても、そのトップまで「使用者責任」として、警察にしょっぴかれてしまうようになりました。

ブランドで稼げないのに、上納金だけは納めなければならない。組員たちは、窮乏生活を強いられます。
いつも財布の中に札束が入り、高級車に乗り、美人を連れ歩いていた時代はいつのことやら。上からも締め付けられ、警察からも取り締まられ、かつビンボーな生活に、いったい誰があこがれてくれるのでしょうか。
組に入る若者も激減し、上納金を納めてくれる人員が減り、いまや暴力団組織は青色吐息状態だ、ということが書かれていました。

暴力団を必要以上に恐れることもないし、かといって、映画の健さんのように、ヤクザのなかにもいい人はいる、なんて思う必要もまったくない。

生産的な活動は一切しないし、違法な行為や活動をして稼ぐ集団が暴力団。

「オバケ」って、小さいころはやたらと怖いものと感じていたけど、大人になると、「なんじゃそんなもん、ぷぷっ」て思いますよね。
この本読むと、小さいころの「オバケ」を思い出しました。