5キロ増えたままの体重に、イエローカードのコレステロール値。

毎年のドックのたびに思います。

あしたから、ジャンクフードはやめよう。チョコのだらだら食べはやめよう…

「間食をしたくなったら、サラダにするぞ!」と思いつつコンビニにいくと、なぜだ。

足が手が、勝手に、生クリームたっぷりプリンに向かってしまう。

だめだわわたし。

と思いつつ…手にしたこの本。

 

【フードトラップ】 マイケルモス著 本間徳子訳

 

ハニートラップとはときどき耳にしますが、実は食べ物も巧妙な罠が仕掛けられていたなんて…。

アメリカのジャーナリストによるこの本は、加工食品メーカーが、綿密な計算の上に「塩分・糖分・脂肪分」を使いこなしていることを暴き出しています。

たとえば、「飲みたい」と思わせる清涼飲料水を開発するために、「至福ポイント」というものを利用するんだそう。

「至福ポイント」とは、糖分・塩分・脂肪分の配合量が、消費者が大喜びする、ある値のことで、業界ではこう呼ばれているんだそうです。至福ポイントの発見には、複雑な計算やグラフ分析など高度な数学が駆使されて、研究所で科学者たちが日々研究しているといいます。

また肥満が社会問題であるアメリカ、「低脂肪」や「低糖」とうたった食品がヒットするようになりましたが、製品の栄養面を変えようとすると、食品自体の魅力に影響も出かねません。そこでひねり出すのが裏技。たとえば「脂肪」が敵だとして減らしたとすると、黙って砂糖の量を増やすなどして味の魅力をカバーしたり。そうして消費者をつなぎとめておく…

知らず知らずのうちに、脳みそがその食品を求めるように仕掛けられている。気がつくと多くの国民が生活習慣病になっていて医療費が増大し(日本の場合ね)、国家運営がたちゆかなくなる。どこかの国の陰謀だとしたら…。

そんな妄想もしながら480ページのボリュームある本を読み終えました。

くわーんとするアタマのまま、気がついたら冷蔵庫から、クリームたっぷりロールを取り出していた・・・。

トラップから逃れられない。