新田 ~バーニング古谷コラム~

『全国では一つでも多く勝ち上がって、長い冬にしたい』と目標を語るのは、
キャプテンの三好凱斗選手だ。
見据えているのは、愛媛県大会優勝ではない。
その先にある、全国での勝利、そして年末年始の全国選手権で1試合でも多く戦うことだ。

夏の県総体で今治東を下し全国の舞台に進んだ新田だったが
インターハイでは初戦敗退。
全国の強豪との差を見せつけられた。

チームとしてインターハイを経験して変わりましたと、三好主将は話す。
そこからチームは成長をとげ、
四国の強豪が集うプリンスリーグでも3連勝を飾るなど、目に見える結果もついてきた。
いいリズムで大会に臨める、と思いきや…。

小野裕太監督には、苦い経験があった。
『4年前も優勝候補に挙げてもらい、取材もかなり受けたけど、初戦敗退だった。
今年は第1シードとして大会に臨む。しっかり結果を残したい』

夏のインターハイと冬の選手権2冠を狙う新田は、
これまで2度選手権全国大会を経験。

しかし、最後に出場したのは、第60回大会。実に38年前にもなる。
着実に力をつけてきたチームが、長い冬をめざし、初戦に臨む。

-青春アディショナルタイム