済美 ~バーニング古谷コラム~


練習中の選手たちの笑顔に惹きつけられた。
チームを率いる土屋誠監督も、アップから、選手たちと笑顔を共有していた。

『魅せるサッカー』、済美の伝統は変わらない。
特に攻撃的な選手が織りなす即興ともいえる崩しは見逃せない。
どのタイミングで意思疎通したのか。
グラウンドの外からではうかがい知ることはできない。
そんなパスが通り、シュートがゴールに突き刺さった。

点取り屋・河渕颯(こうぶち はやて)選手とテクニシャン・寺原大陽(てらばる たいよう)
選手に聞くと…
河渕『やっぱり常に一緒にいて、素を見ているから、何考えているか大体わかる』
寺原『寮生活を乗り越えてきた仲間は家族のような存在。ここにほしいって思ってた頃にパスが出るんですよ』

済美のサッカー部には寮生活をしている選手たちがいる。
現3年生は5人、河渕と寺原も寮生活を送っている。
3年間、いわゆる『同じ釜の飯』を食べてきた。
雨の日も、風の日も、部活で喧嘩をしてしまった日も常に一緒に生活をしてきた。
そんな選手たちの絆の強さは、説明するまでもないはずだ。

今年の選手権、第3シードとして臨む済美が、
直近で全国まで進んだのは8年前の90回大会だ。
エースは現愛媛FC藤本佳希選手。
DFにはファジアーノ岡山でプレーした久保飛翔選手がいた。
土屋監督は、
『さすがにあの時ほど強力ではないけど、おもしろいメンバーがそろっていますよ。
見ている人も楽しめるサッカーをしたい』

愛媛のオレンジ軍団が8年ぶりの頂点を目指す。

-青春アディショナルタイム