松山東  ~ロッベン江刺コラム~


 

「あと3分よ~」

「時間ないよ~」 

今年から就任した瀬野監督が選手たちを急かし始めた。

この日は午前中テストがあったが選手権前ということで特別に1時間だけ

練習の許可を貰っていた。

「せっかく頂いたこの1時間を無駄にするようなら帰って勉強したほうが良い。

11分が大事で貴重な時間です」

時間の使い方は勉強で慣れてると言いいながら相原キャプテンは

「急いで~急いで~」とチームメイトに声を掛けることを忘れない。

普段の練習も710分完全下校。

選手も監督も相手の前に時間と戦わなければいけないのはこのチームの宿命。

テスト期間中となるとよりその競争は激しくなる。

自分たちで考えた練習メニューで、決して広くはないグラウンドでも

ゲーム練習をしている外ではヘディング練習を並行して行い工夫するなど

時短の意識は忘れない。

しかもそれをいいわけにしないのが〝がんばっていきまっしょい魂〟の矜持だ。

なんと選手権には14年連続して出場している。

もはやそれだけで勲章だ。

1、2年生のみといっても元々攻撃能力の高い選手が揃うのもこのチームの伝統。

初戦は同じ境遇の今治西との対戦となった。

お互いの意地がぶつかり合う好ゲームが見られるだろう。

-青春アディショナルタイム