松山工業 ~ルーキー小川コラム~


~2年ぶりの全国へ、今年は僕らが連れていきます

 

去年、松山工業には愛媛を沸かせた守護神がいた。

GK伊藤 元太(いとう げんた)。

卒業し、J1・ヴィッセル神戸に入団した。

「伊藤くんとは小、中、高と一緒にサッカーしてました。この間、高校に来てましたよ」
そう話すのは、DF松崎 秀飛(まつざき ひでと)主将。

「負け試合でも『自分たちは成長してるから』っていつでも前向きでしたね」

試合中、背中から、鼓舞する声がいつも聞こえてきたという。

「だから僕もキャプテンになった時に、伊藤くんみたく声出していこうって思いましたね」

その伊藤をはじめ、「個」の力があった多くのメンバーが卒業した。
キャプテンから見て、今年のチームはどう変わったのだろうか?

「去年を『中心選手がプレーで引っ張る』とすると、今年は『選手たちが主体的に言い合う』チームです」
個で際立った選手はいなくとも、そのぶん、連携やチーム力を徹底的に高めてきた。

「今年のうちは、愛媛で一番、ボールを回せる力があると思います」

2012年から指揮を執る、坂本 哲也(さかもと てつや)監督、
慢心はないが自信をのぞかせた。

開始1分が勝敗を分けた済美高校との一戦から、1年。
2年ぶり7度目の全国の舞台へ。

キャプテンは意気込む。
「2年前の選手権は『全国に連れて行ってもらった』んで、今年は僕らが後輩を『連れて行きたい』」

-青春アディショナルタイム