今治北高校 ~ロッベン江刺コラム~
東予予選を4年振りに突破して辿り着いた県大会。
新居浜高等専門学校との地区代表決定戦では0-0のまま延長でも決着つかず
PK4-3での辛勝だった。
「内容はかなり押されていました。正直ラッキーな部分も大きいです」
と振り返るのはたった一人の3年生・岡滉大君。
勇気ある決断に家族も仲間たちも一人でやれるところまでやったほうがいいと
背中を押してくれた。
「後輩たちも仲良くしてくれてます」と今の環境に後悔はない。
初の選手権で狙うのは初ゴールだ。
進路の為、1,2年生のみで戦うチームは多い。
大人になって20年以上高校サッカーに携わり、個人的に卒業が近づいてきた今
総体後にサッカーを辞めてしまうこの事象を見続けてきた。
もし全ての3年生がサッカーも進路も諦めることなくこの選手権に臨めたなら
もっとハイレベルな大会になっていただろうし、
何より本人たちがどれだけ幸せだっただろう。
Jリーグ日程も含めて日本のサッカーカレンダーはもうどうにもならないのだろうか。
変えてはいけないものと変えられるもの。新時代の今、秋空を眺めてふと思う。