ロッベンコラム ~大洲編~

山田哲司監督が就任して2年目以降、9年連続で続いている選手権県大会の出場記録。

実は今年は危うかった。

8月下旬の南予地区予選、宇和島南との代表決定戦は延長でも決着つかず0-0でPK戦へ。

チームを救ったのは3年生の控えGK浅井だった。

結果は3-0。自分たちは全員が決め、相手に一つも決めさせなかった。

3本の内、2本のPKを止めている。

「試合に出ていない間もベンチで相手選手の“スタイル”を見てるんです。

ガツガツ系のスタイルならPKは○○に蹴りますし、

テクニック系なら○○(←自主規制)ってわかるんです!」

自信たっぷりの浅井。勝因は彼一人だけではない。

スポーツ史上最も残酷な勝敗の決め方、PK。

キッカーとキーパーに横たわる12ヤード。

そこには前半、後半、延長、試合全部の要素が詰まってる。

PK職人のデータは全員が本気で戦わなければ正確には導き出されない。

「うちは交代枠も全部使うような“雑草軍団”ですから」

山田監督は嫌がるだろうが大洲のPK戦を見てみたいと思った。

 

PS、PK戦の初キッカーってマンUのジョージ・ベストって知ってました? ByWiki

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