おっぱいあげて1時間、お風呂に入れて1時間、オムツ替えてテレビ見ながらぼーっとお茶を飲んで2時間、1日に4つくらいしか作業してないのにもう夕方。
「このコメントを読むのに5秒」なんていう日々がうそのように、だらーっとした生活を送っています。

さて、わが娘、誰に似たのか髪の毛は「1分刈りか!」というくらいに薄いし、額にシワ寄せながらおっぱい吸っている姿はどうみてもタコ。
今のところ名前負けしてるので、「タコ松」と呼んでいます。

タコ松は、当初の出産予定より8日早い、22日の午後2時過ぎに帝王切開で生まれました。
予定されていた手術だったので、とうぜん、おしるしや陣痛も無く、ダンナと2人で外ランチを楽しみ「さ、これから入院」と、あっさり出産のときを迎えました。

妊娠初期のころは「痛いの嫌だな」と、無痛分娩や帝王切開などに惹かれたりもしていましたが、母親学級で助産師さんから自然分娩のすばらしさをしこたま教わり、やっぱり赤ちゃんが生まれようとする力、産もうとする母の力、大いなる生命の力はすごい!!と、自然なお産を目指したいと思い始めました。
しかし、妊娠後期になって子どもが逆子だと判明。逆子の場合は、ほとんどが帝王切開での出産となります。せっせと逆子体操にはげみましたが、タコ松は頑として、ひっくり返ってはくれませんでした。

「あの痛みを経験しないお産では母親失格」とか、「出産の苦しさを経験しない赤ちゃんは、強くなれない」とか、いろいろ言う人もいます。
しょげてる私をみて、一足早くママになった友人が、「それは永野の体のことを思って、ベイビーがわざと逆さ向いているのかも知れんよ」と言ってくれました。
確かに今思うと、普通分娩だとすれば、「死ぬか生きるか」というあの大仕事に、42歳の老体は耐えられなかったかもしれません。まったく鍛えていないわたしのからだの、スジの3〜4本は軽くキレてたでしょう。
そんな老いた母のことを思って、帝王切開になるように、この子はわざとひっくり返っていたのかもしれないと思うようになりました(親バカ?)。

手術前日、地震が起こっても火事になっても、テメーひとりが逃げればいい、という身軽な人生はこれが最後なのね・・・としみじみ眠りにつきました。

産院のベッド。ダウンライトに花柄のシーツ、ティーセットやアメニティ、テレビまで完備という、まるでプチホテル。

気兼ねなく一人でゆっくり食べられる最後のディナー。チンジャオロースー&バンバンジー&春巻き。産院の食事は豪華!!