南宇和高校 ~ロッベン江刺コラム~
2019/09/17
22人に減った南宇和高校サッカー部。
少子高齢化の波はかつての日本一チームにも襲い掛かる。
「怪我人が出ると紅白戦も出来ないんですよ」と笑う玉井監督は
それでもチームを県大会に導き続けている。
「地元の人たちが“南校サッカー部”を気にして電話して頂いたり、HPを見て頂いたり
やっぱりここはサッカーの町だなと感じます」
愛媛FCユース出身で高知大時代は現FC今治・中野圭(松山工業出身)と
一緒に総理大臣杯準優勝を成し遂げた。
出られなかったからこそ、〝選手権〟や〝南宇和〟に対する憧れが強いという。
かつて南宇和高校が日本の高校サッカーを引っ張っていた時代があった。
それから流れた時間は長く、戦術も指導方法も選手の考え方も変わってしまった。
今の環境で当時の結果を求めるのは酷だ。
でもこの場所に来るとどうしてもあの頃を懐かしんでしまう。
フラりとやってきて往時の栄光を説かれるのは
令和の選手たちにとってただの老害でしかないかなと宮本主将に聞いてみた。
「いえ、昔の伝統があるお陰で遠征に行けたりフェスティバルが出来たりします。
このチームでやれるのは誇りです!」
6年続けた学校巡り、やっぱりこの場所から始めてよかったと思えた。