ロッベンコラム ~今治東編~
2016/10/18
▼レポートの様子はこちらから聞けルンデス!
“名将は名将のままでいられるのか”
かつて南宇和高校や松山工業などを全国に導いた谷監督の手腕に疑いは無いけれど
就任以来5年間インターハイ、選手権と全国大会の切符を獲っていない
普通の監督なら僅か5年だが
その僅かで周りが騒がしくなるのもまた名将の宿命だ
彼の立つ練習場にはいつも見えない細い糸が四方に張り詰めている
それは全国にあるどの強豪校にも存在する同じ糸だ
サッカー取材未経験の者が訪れると少し息苦しくなるのはきっとそのせいだ
練習後の体育教官室
今年のチームにタレントが少ないこと認めたうえでこう言って身を乗り出してきた
「でも、ここに来た5年間で一番速いんよ」
今工コラムでも書いたがFC今治の岡田オーナーが最も求めるのが“速さ”だ
愛媛ではFC今治の息が最も強くかかっているのが今東
高校サッカー界の名将の指導を毎日受け、元日本代表監督や元育成年代日本代表監督か
ら直接声をかけてもらうハイレベルな環境でアンカーの原や主将の飯尾は揉まれてきた
「そろそろ僕達が監督をちゃんと名将に戻さないといけないですよね!」
実際に闘うのは名将でも元代表監督でもない君達だ