ロッベンコラム ~小松編~
選手権96年の歴史上、初めて決勝の舞台が西条に移された。
お膝元の小松を率いる藤本監督は例年以上の気合の入れ方だ。
大会ポスターへの寄せ書きを見れば一目瞭然(特に監督の!)
1年ぶりとなる“丹下タワー”でのサッカートークにも自然と熱が入ってくる。
「3年生の越智(大貴)は面白いよ~。サッカー大好きでグランドにいっつも一番乗りなん
よ。あっち見よってん」
と向こうを見ているとチャイムから数分でホントに最初にやってきた。
「修学旅行で帰ってきた日に学校で解散したんやけど、越智一人だけキャリーバッグ
転がして違う方向行くんよ。皆帰りよんのに。
どこいくんかな~と思ってたらグランドに来てボール蹴りよんよ笑。
まあ、みんなそうやけどホントサッカーが好きやわい」
彼だけではない「他にもなあの子はこうこうで…、ほいであっちの子はこうこうで…」
目についた選手一人一人丁寧に説明してくれる。
全選手を細かく見ているのは、毎年頂いている選手アンケート特長欄の
細かさを見ればよくわかる。
「高校時代だけじゃなくていつまでもサッカーをやっといて欲しいけんね」
はは~ん先生、ここのサッカー部メチャクチャ好きでしょ!?