JA松山市との人事交流を終えて

PAL協定を活用した南海放送とJA松山市の人事交流で、JA松山市金融部貯金課の河島綾香さんが1月15日(月)から2月16日(金)まで、制作部で研修を行いました。
河島さんは、『RNBホット情報』や『もぎたてテレビ』のフロアディレクターのほか、愛媛マラソンのスタッフとして現場の貴重な戦力として活躍してくださいました。
河島さんに1か月の研修を、振り返って頂きましたのでご紹介します。

聞き手 1か月を振り返っていかがでしたか。
河島さん 研修の1ヶ月はあっという間でした。最初はもう何をしたらいいか用語すらわからない、1週間で精神的にだめになるのではないかと思っていましたが、宮岡幸治制作部マネージャーが付きっきりで教えて下さって、他の方も気にかけてわかりやすく教えてくださいました。
愛媛マラソンは、号砲から10分経ってもまだ次々ランナーがスタートしていて、なぜか感動して涙が出ました。短い期間しか携わっていませんが、それでも自分がしてきたことがこうやって形にもなってるんだなと思うと感慨深かったし、ランナー一人一人の思いがある中で開催されているということが胸にグッときました。
朝7時半から午後4時までずっと立ちっぱなしでしたが、興奮して全く疲れも気にならないくらいあっという間の1日でした。

制作現場は、本番はピリッとした緊張感もある中で連携を取りながらみんながそれぞれ自分の役割に加えて、「その他にできること」を探してやっているという雰囲気だったので、とても勉強にもなりました。
「自分の役割プラスできることを探す」ということは、これから自分の業務の中で生かしていきたいと思います。
動画編集もさせていただきました。おもてなしブースの枠を作らせてもらったり、箱根駅伝の選手紹介のピックアップなどをさせて頂きました。
技術的なこともたくさん教わったので、職場に戻ったら「動画配信のようなものをやりませんか」と上司に言ってみたいと思います。
せっかくPAL協定締結しているのでそれも活用したいですね。

動画編集を教えて頂いていた時、1秒 2秒に対する熱意をとても感じました。
これまでは「テレビをつけたら流れている」という感覚でしたが、その1秒2秒を「どう映すのか、どうアプローチしていくのか、これでいいのか、じゃあもう別パターンを何パターンか作っておこうか」など。
私も仕事ではお客様に対して心から対応させて頂いてはいますが、そのお客様は毎回来てくれるお客様かもしれないし、たまたま立ち寄ったお客様かもしれない。そのお一人お一人の大切な1秒2秒を預からせて頂いているという意味でも、時間の捉え方を勉強させていただきました。
会議も参考になりました。
提案を出す会議では、年齢や経験も関係なくみなさんが意見を出していました。
「ここはこうした方がいい、でもここはどうするのか」など、頭の中でシュミレーションしながら、それをさらに良くしたいと、みなさんが同じ方向を向いているから、会議も1時間以上長引いたりするほど熱さがありました。
見習うべきところは多かったので、今後の私の仕事に生かしていきたいと思います。

1か月という短い期間ではありましたが、本当に温かく迎え入れて頂き、そして、おそらく作業の邪魔でしかない時間もあったとは思いますが、丁寧に教えて下さって、私の中でいい人生経験になりました。本当にありがとうございました
。ぜひJA 松山市の本所にお越しいただけましたら、誠心誠意、対応させていただきます。
(聞き手 サステナブル事業局 永野彰子)