南海放送サービスの、最初に買ったレコードはイエスタデイ、三好です。
数年前、仲間数人でひとり芝居を見にいったことがあります。
広めの喫茶店を借り切った会場で、独り立ちした役者さんによる小さな公演でした。
ひとり芝居ゆえ、何役も演じ分けなければならない難しさはもちろんあるのでしょうが、個人的にはそれほど面白いと思えませんでした。
役者さんへの優しい拍手でお開きとなりましが、帰路につきながら、どう評するべきか言葉に窮していました。
そんな時、ひとりがボソッと言ったのです。
「あれなら、大山祇神社のひとりずもうの方が、なんぼか面白いが」。
今治の知り合いでした。さすがひとりずもうの地元今治。
神事の方が面白いなんて、例えるにもほどがあります。笑うしかありません。
これほど辛辣な批評はないでしょう。言いえて妙。すっきりした気持ちになったのを思い出します。
南海放送に残る映像資料から昭和を切り取る「なつかしシアター モノトーンの彩り」
今夜は今治・大三島に残る伝統行事、大山祇神社の一人角力を取り上げます。
ちなみに映像だけじゃなく、南海放送レコード室にも桜田淳子「しあわせ芝居」なんかのお宝がたくさん残っています。
南海放送ニュースが取り上げた今年の一人角力(ひとりずもう)