ロッベンコラム　～宇和島東編～

｢今大会NO.1でしょうね…｣
｢“しなやか”なんですよ、アフリカ人みたいなバネがあるというか…｣
｢昔の“エムボマ”みたいなプレースタイルって言うんですかね…｣
多少の“盛り”はあるだろうが愛媛の関係者誰に聞いても彼に対する評価はすこぶる高い
しかもかつてJリーグを席巻したスーパースターを引き合いに出すほどだ

宇和島東高校サッカー部　⑩FW東海林佑飛　3年生（写真左）
この企画で元気なルーキートリオの一人として紹介してからはや2年
二まわりほど逞しくなった上半身を見て新人戦優勝の要因が分かった気がした
サッカーのために始めたレスリングでは日本トップクラスの実力を持つという

久しぶりに登場したナチュラル・ボーン・ストライカーを早く見たいものだと勇んだが
彼は今、もう一つの敵“グローイン・ペイン”との長期戦にいる
捨てる神あればなんとやらで、東海林だけじゃないぞ！と大エース不在の8ヶ月、
他の選手達も奮起し最後のビッグトーナメントにあわせ仕上げてきた
｢痛みはもう有りません。出れます！
しかも今のチームに僕が入れば前より点を取れると思います！｣
サラッと言い切るところがまた大物の予感
宇和島の黒豹がピッチに立つのか立たないのか、もう一つの個人的関心事だ

-ロッベンコラム 2016