Archive for 10月, 2021

2021.10.27

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「燃えよ剣」

T上司から「原作も読みなおしてから観たけど面白かったよ!」

としばらく前に薦められ

私も本を読んでからにしようと思ってたのですが

上巻の終盤で待ちきれず観てしまいました

これまで数々の司馬作品が映像化されてますが

ストーリーの面白さには保証があるだけに

大事なのはキャスティングです

これに失敗するともう目も当てられません

“新撰組”にも“司馬遼太郎”にも

膨大なガチ勢がいるだけに

配役が評価の全てを決めると言っても過言ではありません

果たして・・・

良かったです!!

中でも完璧な配役だったのは

土方歳三の岡田准一でもなく

近藤勇の鈴木亮平でもなく

芹沢鴨の伊藤英明でもなく

原田左之助でもなく

はんにゃの金田でもなくウーマンラッシュアワーの村本でもなく・・・

一番隊組長・沖田総司の山田涼介です!!!!

メチャクチャ良かった!

主役を完全に喰ってました

歴代の新撰組キャスティングの中で断トツのハマリ役ではないでしょうか!!

涼しげな身のこなしと病弱だけど圧倒的な剣捌きの美男子

女性はもちろん男たちまで好きにさせる性格の可愛らしさが

土方をツンツンするシーンで溢れ出てました

山田さんは総司の生き写しです

結核でゲッソリ痩せていくのもかなりのダイエットをしたそうで

またその死に方までが美しい!

沖田総司はもともと西麻布生まれのセレブ育ちだそうで

その品の良さも山田君はしっかり醸し出していました

山田君の沖田総司でスピンオフをもう一作品作ってほしい

グループはHey! Say! JUMPですね

ウィキペディアを隅々まで見ました

彼は今年の映画賞を総ナメにするでしょう

司馬好きなオジサンの胸にしっかり胸に刻まれました

5シネマ

2021.10.20

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「どうやら僕の日常はまちがっている」岩井勇気著

第1弾エッセイ「僕の人生には事件が起きない」が大ヒット

あれ以来、ラジオ「ハライチのターン」も欠かさず聞くようにしています

オードリーの若林さんを筆頭に山里亮太さん、髭男爵さん、ナイツ塙さん

もっと振り返れば又吉さん、ダウンタウン松本さんにビートたけしさん

ネタを書いている方の芸人さんが書く文章で

面白くない本を読んだことがありません

芸人さんは面白いことを思いつく天才なので

それを文章にしているのですから

面白いはずですよね

アナウンサーが出す

こうすればコミュニケーション上手になります!

とか

君は何でやらないの?

俺はやってるぜ!

みたいな自己啓発本を読むより

よっぽど為になります

「日本人のプチョヘンザについて考えてみたら」

の章は激しく同意

3.5ブック

2021.10.12

ロッベンのイッペン読んでみ!

Author: ロッベン江刺

「出禁の男 テリー伊藤伝」本橋信宏著

伝説の怪著「全裸監督」を書いた著者の最新作です

村西とおる監督の次は天才ディレクター、テリー伊藤です

これは読むでしょ

「元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」

東大生の血をたこ八郎に輸血

江頭2:50のグランブルー、お笑い北朝鮮

彼が生みだした傑作は枚挙に暇がありません

本書には書かれていませんが

私が知ってる伝説は

東京に大雨が降った翌朝

テリー伊藤が道にしゃがみこんでアスファルトを舐めていたのを

発見した水道橋博士が

「何やってんスか!?」って驚いたら

「いやあ、昨日の雨で東京が綺麗になったどうか確かめてたんだよ!」って

言い返してきて驚愕したというエピソードです

凄すぎますね

彼のような発想は出来ませんが

出禁になってもやってやる!という心意気を持つ大事さだけは勉強になりました

3.5ブック

2021.10.04

えさシネマ倶楽部

Author: ロッベン江刺

「空白」

予告編から絶対に観たい!と思ってました

期待通り良かったです

冒頭の交通事故シーンは

日本映画史上最高クラスの衝撃ではないでしょうか

視聴者はあのショックを最後まで引きずったまま

エンディングを迎えます

あの衝撃シーンがあるかないかで

この作品の価値や伝わってくるものが全く変わってきます

モンスター漁師に古田新太

気弱なスーパー店長に松坂桃李

偽善者主婦の寺島しのぶ(←こういう人マジで身近に居ます)

キャスティングも完璧

桃李君はこういうのがピッタリです

やくざな刑事役は無理なんです

さらに我らが片岡礼子様(松前町出身、ラジオ「シトラスレター」始まったよ)

メチャイイ役です

長くはないですが重要な役で

しかも押しつけがましくないのがいい

作ったのが「新聞記者」の吉田恵輔監督なのですね

しかもオリジナル脚本!

ヒットした漫画や小説からではないところがスバラシイ

ただひとつだけ・・・

以前から邦画(ドラマも)に対して思っていたことで

とっても細かいことですが

衣装を汚してください!

みんなピカピカなんです

古田さんの漁師衣装も綺麗過ぎる

ベテラン漁師があんなピカピカの服なわけないでしょ~

洋画はそこもちゃんとこだわって

衣装も髪形もメイクも役にあわせて手を加えリアル感を出しているんです

ちゃんとしてる邦画もありますが

マイナスポイントそこだけでした

あれだけの事故シーンを描いたのだから

そこもリアルにしてほしかった

映画も同じ

神様は細部に宿るんです

4.9シネマ