2019年8月のゲストとおすすめ本

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By番組スタッフ

8/4放送

日本政策投資銀行 松山所長 片岡明さん

『銀河英雄伝説』(東京創元社)田中芳樹/著

この本を初めて読んだのは中学生の頃。それ以降も、何度も繰り返し読んでいるそうです。SF歴史小説といってもいいほど重厚なドラマが展開されていて、物語に自然とのめり込んでしまう作品です。

中高生にもおすすめですが、ビジネスマンにも響く言葉がたくさんあって、部下として参考になること、上に立つ立場になって参考になることなど、名言の宝庫だそうです。限定発売の名言セリフが印刷されたクリアファイルを持参して見せてくださったほど、筋金入りのファンの片岡さんでした!

 

8/11放送

南海放送新人アナウンサー 小川貴弘

『ブラックジャック』(秋田書店)手塚治虫/著

千葉県出身、現在愛媛の魅力を日々発見しているという小川アナウンサー。

中学生の頃ブラックジャックの生き様に憧れて読み耽ったそうです。手術シーンなど、当時怖い部分もあったそうなんですが、ブラックジャックの魅力と物語の面白さによって、すっかりハマってしまったそうで。手塚治虫さんを知らない、今の若い世代の皆さんにもぜひ読んでもらいたい作品です。

そして、文庫版コミックで発売されている表紙のブラックジャックがかっこ良すぎる件。改めて手に取ってみてください。

 

8/18放送

ブックマスター 済美平成中等教育学校 司書助教諭 玉井喜久子さん

『くちびるに歌を』(小学館)中田永一/著

さわやかな青春小説です。実は映画化もされているし、もっと話題になって、もっとたくさんの人に読んでもらいたい作品なんです!とのこと。

著者の中田永一さんは一定のファンも多い乙一さんの別名で、最後まで読むと、乙一さんぽい!というところもあり、そういう視点の面白さもある作品です。

どういう部分なのか・・ぜひ読んでみてください。

 

8/25放送

明屋書店 平井店 北尾華奈美さん

『キラキラ共和国』(幻冬舎)小川糸/著

今年開催された「明屋本大賞」、小説部門大賞を受賞した『ツバキ文具店』の続編です。

主人公の鳩子は鎌倉で小さな文具店を営んでおり、かたわらで手紙の代書を請け負っています。『ツバキ文具店』では、代書に関わるお話が中心だったのですが、続編の『キラキラ共和国』は主人公鳩子自身の生活の変化もあって、また違う楽しみ方ができます。舞台である鎌倉についても詳しく描写されていて、鎌倉に行ってみたい、住んでみたい、と思わせられます。

そして、そんな方々に向けて、『ツバキ文具店の鎌倉案内』という本も発行されています。1つの物語から、続編や関連して読みたい本がつながっていくのも読書の魅力。シリーズ一連のものだけでなく、鎌倉が舞台のほっこりできる作品を他にも読みたくなりました。

8/4放送 日本政策投資銀行松山所長 片岡明さんと

手に持っているのが限定発売の「銀河英雄伝説名言クリアファイル」です。