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ワインのように熟成する作品

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By番組スタッフ

4/30と5/7、2週にわたってご登場いただいたのは、競歩元日本チャンピオンで健康運動指導士の忠政啓文でした。

おすすめの本は、お父様から学生の頃にすすめられた本で、大人になって改めて深く感銘を受けることとなった1冊、

『夜と霧』(みすず書房)ヴィクトール・E.フランクル/〔著〕 池田香代子/訳 です。

 

ユダヤ人精神分析学者が自らのナチス強制収容所体験を描いたこの作品、

極限の状況でどんな人が生き残ったのか、冷静に綴られるなかで、「生きる」ということとは何か、考えさせられます。

最初に読んだ学生時代には、収容所の凄まじさや戦争とは、という印象は大きかったものの、深く感銘を受けるまではなかったそうです。

ただ、大人になって、辛いことがある時にこの本を手に取ると、少し冷静に自分の置かれている状況を見たり、立ち止まって先を見つめることができる、と感じ始めたんだそうです。

 

そして最近、がんを患い2年にわたる闘病の末、最期を看取ることとなったお父様のおかげで、改めてその作品の内容が身近になったとのこと。

 

数ヶ月の余命先刻を受けたお父様が下した決断、その後脅威の回復力を見せてほかのがん患者さんたちとともに闘病生活を送るその生き様は、全く状況は違えど、まるで「夜と霧」を綴ったフランクル博士のようで、

お父様から、「お前は健康に携わる仕事をしているんだから、病床で俺が見ていること、体験していること、お前が感じていることを財産として仕事に生かせ。」と、冷静に伝えられていたそうです。

 

お父様が亡くなられて、より一層特別な1冊となった、この名著。

「特別な1冊」は、読んだ時に特別になるものと、時間をかけて特別になるものと、2種類あるのかもしれません。

いい本は、本棚に寝かせておくべきだという結論。

 

 

 

 

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