天童荒太さん

In Category番組ブログ
By番組スタッフ

2/7ご出演のゲストは、愛媛県出身の直木賞作家、天童荒太さんでした。

 

去年は、天童さんの作品「悼む人」が映画化され話題になりました。

そして、2016年1月、待望の新作を発表。

311後のフクシマが舞台となっている「ムーンライトダイバー』です。

 

天童さんいわく、いつもより書き進めるスピードが速かった作品で、なにかの力に突き動かされて描いているいるような感覚だったとか。

そして、本当に大切なものはなにか、というテーマに関して、これまでの作品とは雰囲気の違うステージのものになったと思うのでぜひ読んでみてください、と素直におすすめしたい、とお話しくださいました。

 

また、ご自身のお気に入りの1冊は、

「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル(著)。

ユダヤ人精神分析学者のフランクルが、ナチス強制収容所体験を綴りながら、人間とは、生きる事とは、ということを突き詰めています。

生きる事とは。何か大切なものを忘れがちな今のこの時代にこそ読んでほしい1冊、とのことでした。

 

ちなみに、作品のイメージから勝手に寡黙なイメージを想像してしまっていたのですが・・天童さんは終止笑顔でやさしく、そして真摯にインタビューに答えてくださいました。

そういえば、これまで番組にご出演いただいた作家の先生方、著名な方はその分、色々なイメージも湧きますが、皆さん気さくで素敵な方ばかりでびっくりします。

 

今後も、ご紹介する本と合わせて、ゲストの皆さんご自身の魅力にもご注目ください!

P1080078-345x320