20224/30
毎月第3週は、松山おはなしの会のメンバーの方にご出演いただき、どなたにでも読みやすい、ショートショート作品を朗読していただいております。
4/17放送にご出演いただいたのは、松山おはなしの会 副会長 波頭 直子さんでした。
ご紹介いただいた作品は、第18回坊ちゃん文学賞 大賞『月光キネマ』(作)椿あやか。
〽うろうろ胡乱な船が来る 月光キネマをひっさげて
怪しげな歌のフレーズから始まるこの物語は、終始怪しげで幻想的な世界が繰り広げられています。
ある村に住むある少年が「月光キネマ」に招かれて、そして。
著者の椿あやかさんは、恐ろしさと美しさの両立を意識して描いた、とのコメントをよせられていますが、まさにその通りの世界が広がり、読み終わったあとも長く余韻が残るような作品となっています。
波頭さんも、なんだか、本当は怖いグリム童話などの昔話も彷彿させるような物語ですごく面白かった!と絶賛していらっしゃいました。
ただ、朗読となると難しくて・・とお話されていましたが、冒頭から最後まで、その独特な世界観を存分に味わえる素晴らしい朗読となっています。
全編を波頭さんの朗読でお楽しみください。
(※音源は近日中にアップします。)