毎月第1週目は学校図書館関係者からのおすすめをお送りしています。
11月1日放送のご出演は、愛媛県立松山西中等教育学校 図書館司書 小南 静さん でした。
読書の秋、学校でも読書週間を設け、図書委員さんが中心となって読書推進を進めているそうです。
前期3年生は各クラスでどれだけの読書量があったかを競うレースを行ったそうで、コロナ禍で行事が縮小されがちな今年度、なにかで盛り上がりたい!と生徒側からの提案で企画されたそうです。
ぜひぜひ盛り上がっていただきたいです!
さて、今回ご紹介いただいたおすすめの本は、
『ホワット・イフ? Q1 野球のボールを光速で投げたらどうなるか』早川書房 ランドール・マンロー/著。
元NASAの研究者である著者が、サイトに投稿された質問に答えていく内容をまとめた本なのですが、読書芸人として知られるカズレーザーさんが「すげー頭のいい落語を読んでるかんじ」と絶賛。
あらためて注目されている1冊です。
「地球にいる全員が一斉にレーザーポインターを月に向けたら、月の色は変わるでしょうか?」
「ヨーダははどれぐらいのフォースを出すか?」
さまざまな質問に対して、科学的に、いたって真面目に検証論を披露しています。
マンガやアニメ、ゲームを科学的に検証する『空想科学読本』という、子どもたちに大人気の日本の類書もありますが、
『ホワット・イフ?』は、より日常生活に近く、興味の幅が広がる内容なのがおすすめ!とのこと。
科学好きのこども達、むしろ苦手なこども達、どちらも満足できる内容。
面白い本を探している特に小中高校生の皆さん、必読です。