毎月第2週は、児童生徒学生の方からその世代の皆さんへのおすすめ本をご紹介しています。
6/13放送のゲストは、愛媛大学 社会共創学部 4回生 渡邊洋心さん でした。
ご紹介いただいたのは、『縮充する日本「参加」が創り出す人口減少社会の希望』PHP研究所 山崎亮/著。
著者の山崎さんは、「コミュニティデザイン」を提唱している有名な建築家。
山口県出身の渡邊さんが高校生の頃、地元を講演で訪れたことがあり、それに参加し、直接お話しもされたそうです。
どんな場所でも、一人でも二人でも、何かをやりたいと思ったら、積極的に地域に関わっていけばいい、とアドバイスをもらって、コミュニティづくりのため、地域のビブリオバトル(書評合戦)を企画したことがあったのだとか。
そんな経験を得ながら、今回ご紹介の本を読んで「コミュニティデザイン」を学びたいという思いを持つようになり、地域の文化資源と暮らしについてのフィールドワークも多い、愛媛大学 社会共創学部 地域資源マネジメント学科への進学を目指したんだそうです。
この本では、地方の地域社会は人口減少などで良くない面ばかりが捉えられがちですが、小さくなる中で中身が満たれていっているのではないかということを主張されていて、なかでも山崎先生のプロジェクトの体験談やエピソードがわかりやすく記されています。
渡邉さんいわく、まちづくりに興味のある人や、次の進路を考えている人が視野をひろげるために役立つ1冊。
堅いイメージを持たず、気軽に読んでみてください。