9月のショートショート

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毎月第3週は、松山おはなしの会のメンバーの方にご出演いただき、

どなたにでも読みやすい、ショートショート作品を朗読していただいています。

9月20日のご出演は、

松山おはなしの会  森本 くにえさん。

今回は、第16回坊ちゃん文学賞 佳作 「ダンスの神様」福井 雅/著 を朗読していただきました。

 

ご自身の子育て、そしてお孫さんのお世話も今は離れて、「おばあちゃん世代」として、子どもたちへおはなしを聴かせてあげられる経験をしたくて松山おはなしの会の仲間にさせてもらったという森本さん。

ゆったりとしたインタビューでの語り口とはまた変わって、情感溢れる朗読はさすがでした!

今回朗読のショートショートの舞台は、高校の文化祭でのクラス対抗のダンスコンテスト。ダンスが苦手な、とある女子高生が主人公の物語です。

ショートショートらしいちょっと不思議な部分と、まさに青春の物語、という部分と。

放送ではほんの冒頭の部分しかご紹介できていませんでいたが、ダンスコンテストではどんなドラマがあったのか!?

森本さんの朗読で、全編をぜひお楽しみください。

小学生のおすすめ本

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9/13放送のゲストは、石井北小学校 5年生 島矢凰碧さん でした。

島矢君は学校の部活では吹奏楽部に、そして校外活動でもアイスホッケーチームに所属しているという活動派。

アイスホッケーというと、愛媛では競技人口が少なくて、試合はどうしても県外チームとの対戦になります。現在はコロナの影響でなかなかリーグ開催なども難しいようですが、来年6年生でのシーズンでは状況が変わって活躍できるといいね!

小学校を卒業してもアイスホッケーは続けたい、とのこと。アイスホッケーの試合観戦をしてみたくなりました。

 

そんな島矢君のおすすめの本は、

『恐竜世界のサバイバル 1』朝日新聞出版 洪在徹/文・李泰虎/絵。

主人公たちが他の世界に飛ばされてサバイバルをするというシリーズものの中の1作。様々な世界の科学をわかりやすく面白く紐解いていきます。

島矢君は、そのなかでもこの恐竜世界に飛ばされてのサバイバルで、ティラノの登場で手に汗握る場面などが大好きなんだとか。

面白いシーンにはいくつも付箋を貼って、何度も読んでいるそうです。

 

他にもサバイバル系や冒険ものの本が好きで、最近はシャーロックホームズなどの探偵ものにも興味を広げているとのことなので、付箋を貼ったお気に入りの本の種類をどんどん本棚に増やしていっていただきたいです。

大事そうに付箋でいっぱいの本を抱えて笑顔を向けてくれる島矢君に、関係者一同、癒されました!

 

 

防災月間に手にとっていただきたい1冊

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毎月第1週目は学校図書館の支援をしている方からのおすすめをお送りしています。

9月6日放送のご出演は、

松山市立北中学校の図書館で支援をされている、関谷 千代子さん。

ご紹介いただいたのは、

『4コマですぐわかる 新 みんなの防災ハンドブック』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 草野かおる/著。

 

地震、津波、豪雨、台風、大規模な水害、豪雪、火災、記録的猛暑・・

災害はいつどこで起こるかわかりません。

防災士でもあるイラストレーターの著者の草野さんが、4コマでわかりやすく防災情報を綴っています。

災害が起きたそのときに取るべき行動や、いますぐできる備え、避難生活などの非常時を乗り切るアイデアなど、

知っているといないでは大きな差が出る情報が盛りだくさんです!

 

今回ご紹介してくださったのは、「新」ということで、過去に発売されたものを時代に沿って情報を新しくしたもの。

関谷さんが言われるには、頭を守る姿勢などイラストだからわかりやすいし、様々な情報もいざという時にイラストが頭に浮かびやすいのでは、とのこと。たしかに!

4コマでお子さんにも読みやすいうえ、著者の「おかあさん」としての視点からの防災意識もわかりやすく、

家族みんなで情報共有するためにも、ぜひ本棚に置いていただきたい1冊です。

 

9月は防災月間です。

この本を片手に、ご家庭の防災について見直してみませんか。

 

スターバックスにまつわる物語

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8/30のゲストは、PEANUTS 代表 でスタイリストの稲美妙乃さんでした。

子供の頃からスタイリストという仕事に憧れていたという稲美さん。

専門学生時代、東京で有名スタイリストのアシスタントを務めることで第一線の現場を経験し、その後ご自身も数々の芸能人のスタイリストを務めてご活躍です。

また、松山市銀天街になるセレクトショップPEANUTSのオーナーさんでもあり、お洋服を通じて元気を届けたい、とお店づくりをしていらっしゃいます。

つい最近、お店の壁の色を変えてリニューアルさせたのことですが、塗装をしたのは職人さんではなく、稲美さんとその仲間たち。

しかもその仲間たちというのは、スタイリストを担当している仲良しのトライシグナルの皆さんなんだとか。人との素敵なつながりが感じられるエピソード。

たくさんの愛がこもったリニューアルで、お店に行くとそのパワーがもらえる気がします。

 

さて、今回のおすすめ本は、

『スターバックス成功物語』日経BPマーケティング ハワード・シュルツ、ドリー・ジョーンズ・ヤング/著。

20数年前、稲美さんが海外出張で東海岸によく行っていたそうなんですが、とにかく仕事がハードでくたくたに疲れ切っていた時、ボストンでスターバックスに出会います。
疲れた様子の日本人に、店員さんがとても優しく接してくれて、準備してくれたカプチーノを飲んだ瞬間、全ての疲れが流れていき、明日からまた頑張ろうと思ったそうで、

稲美さんにとって魔法のカプチーノを提供してくれたスターバックスは特別な場所になりました。

それから時が経ち、日本にもスターバックスが上陸して、その頃にこの本と出会ったそうなんですが、これを読むと、過去の「魔法」の秘密がわかったような気がしたとのこと。

この本では、スターバックスのCEOを務めたハワード・シュルツさんの成長と成功の物語が描かれていて、特に「想い続ければ絶対叶う、絶対にあきらめない」という信念が印象的なんだとか。
稲美さんにとって、自分の考えに不安や迷いがあるときにまっすぐ進む力をくれる1冊だそうです。

 

この本の内容自体も素適なのですが、

稲美さんの想いがこもった語り口から、ご自身の体験とリンクした「大切な1冊」と出会う素晴らしさも教えてもらいました。

 

 

江刺アナのおすすめ

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8/23放送のゲストは、南海放送 江刺 伯洋アナウンサーでした。

これまで各種スポーツの実況、取材を数多く努めてきた江刺アナですが、

この度、『群青の航海 FC今治、J昇格まで5年の軌跡』を執筆されました。

 

FC今治がJ昇格を果たすまでの5年間にわたり、試合中継や取材を通してオーナーである岡田武史さんの奮闘や、FC今治の成長を一冊の本にまとめています。

これまでFC今治の軌跡とともに、岡田オーナーや周りの皆さんの熱い思いが綴られていて、本を読んでいるとそれがとてもドラマチックで、チームを応援したい!と思うこと間違いなし。

FC今治ファンの方もそうでない方にもぜひ読んでいただきたい1冊です。

ちなみに、この本の売り上げが上がるほどFC今治が潤うことになるそうなので(江刺アナの印税が多くなるわけではないらしい。笑)、地元に生まれたサッカーチーム応援のためにそういう側面からも手にとってみてください。

 

さて、普段から読書好き、ご自身で本も出版しちゃう江刺アナのおすすめ本は、

『Mr.トルネード 藤田哲也 航空事故を激減させた男』 文藝春秋 佐々木健一/著。

こちらはアメリカで有名な気象学の天才学者・藤田哲也さんのノンフィクション本です。日本では名が知られてなかった藤田さんは、ある論文をきっかけにアメリカに招かれ、竜巻の研究の第一人者となります。

当時頻発していた飛行機事故の原因を突き止め、ノーベル賞ものの発見をしたということでアメリカで有名になったのですが、

そんな日本人の天才の存在を、今もってご存知ない方も多いのではないでしょうか。私は知りませんでした・・。

著者の佐々木健一さんは、藤田哲也さんについてNHKのドキュメンタリー番組も製作された方で、

本作では、天才気象学者の物語と、インタビューで語った藤田さんの言葉も綴られています。

若者に向けての、「恥ずかしがらずに言いたいことを言いなさい。半分は間違っているかもしれないけど、もう半分は正しいかもしれない。50%合っていれば価値ある人生です。」というコメントが特に印象に残っているという江刺アナ。

内容の面白さとともに、読めばなにか励ましをもらえるような1冊。

ぜひチェックしてみてください。